カンパニーが有終の美飾る/マイルCS結果

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09年11月22日(日)、5回京都6日目11Rで、第26回マイルチャンピオンS(GⅠ)(芝1600m)が行なわれ、横山 典弘騎手騎乗の1番人気・カンパニーが優勝。勝ちタイムは1分33秒2(良)。
2着には1.1/4馬身差で14番人気・マイネルファルケ(牡4、美浦・萱野厩舎)、3着には2番人気・サプレザ(牝4、フランス・R.コレ厩舎、O.ペリエ騎手) 、が続いて入線した。

勝ったカンパニーは、04年アルゼンチン共和国杯勝ちのレニングラード、06年京都金杯2着のニューベリーらを兄に持つ血統。既に種牡馬を引退したミラクルアドマイヤ産駒の唯一といっていい活躍馬として知られる。
04年1月にデビュー。3歳時からラジオたんぱ賞、京阪杯で2着になるなど、重賞戦線で実績を残していたが、4歳時の05年の京阪杯で初重賞勝利を飾ると、08~09年中山記念連覇、先日の天皇賞(秋)など、今回の勝ち星を含めて重賞9勝の活躍をみせた。
勝った横山典弘騎手は97年のタイキシャトル以来、同レース3勝目で、GⅠは18勝目。管理する音無秀孝調教師は、同レース初勝利で、GⅠは6勝目。
馬主は近藤英子氏。生産者は早来のノーザンファーム。

なお、騎乗していた横山典弘騎手は、この勝利で2年ぶり9回目のJRA年間100勝を達成した。本年では5人目のこと。

横山典弘騎手は、元JRA騎手の富雄氏。兄も元JRA騎手の賀一氏など、競馬関係者が多数いる家庭に生まれ、86年にデビュー。88年に重賞初勝利を挙げると、90年にキョウエイタップでエリザベス女王杯を制して、初のGⅠ勝利。
95年には130勝を挙げ、関東リーディングに輝き、88年にはセイウンスカイで皐月賞、菊花賞を勝ち、初のクラシック勝利。昨年には、史上5人目となる2000勝達成。
今年も、ロジユニヴァースで初のダービー制覇など、日本を代表する騎手の一人である。長男の和生君は、現在、競馬学校騎手課程2年生。

【横山典弘騎手のコメント】
「良いところで締めくくれて良かったです。関係者の皆様に感謝しています」

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カンパニー
(牡8、栗東・音無厩舎)
父:ミラクルアドマイヤ
母:ブリリアントベリー
母父:ノーザンテースト
半兄:レニングラード
通算成績:35戦12勝
その他の重賞勝利:
09年天皇賞(秋)(G1)
09年毎日王冠(G2)
09年中山記念(G2)
08年読売マイラーズカップ(G2)
08年中山記念(G2)
06年産経大阪杯(G2)
07年関屋記念(G3)
05年京阪杯(G3)

横山 典弘
(よこやま のりひろ)
1968年2月23日生まれ
[初免許年] 1986年
[所属] 美浦・フリー
[初騎乗] 1986年3月1日2回中山3日目2R リキアイシンプウ (3着/12頭)
[初勝利] 1986年4月29日2回東京4日目12R キオイゴット
[今年度成績] 657戦100勝
[生涯成績] 14200戦2035勝(うち障害12戦1勝)
成績は22日終了時点



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