研究員がレポート!国枝栄調教師共同インタビュー

トピックス


25日、美浦トレセンで、ジャパンカップに出走予定のマイネルキッツを管理する国枝栄調教師の共同インタビューが開かれました。

‐:今日の調教に関してお聞かせください。

国:1週前にダービー馬と併せて体は出来ているので、今日はサッと気分を乗せるような気持ちで。ポリトラックで前に一頭置いてそれを苦にせず交わすような感じでした。動きそのものもスムーズでしたし、雰囲気は凄くいいと思います。

‐:その1週前のダービー馬との調教についてもお聞きしたいのですが、どうでしたか?

国:ウッドコースで先行させてもらいました。キッツそのものが調教駆けをしないので遊ばれたという感じになりましたけど、騎乗した松岡くんも感触は非常に良いと。確かに体の張りとか全体的な雰囲気も良かったと思います。

‐:改めて春の天皇賞に関しても伺いたいのですが、6歳にして制したG1タイトルに関してはどうですか?

国:善戦をずっとしていて重賞に手が届かなかったですけど、あの時は雰囲気が良かったですね。レースでも松岡騎手の絶妙な騎乗で上手く行きました。現状としてはあの頃に近い状態になっていけるんじゃないかと思います。

‐:東京の2400メートルですが舞台との相性はどうですか?

国:東京でも勝っていますし、ほとんど気にならないですね。

‐:ジャパンカップ、どういったレースが本番で出来れば、と思っていらっしゃいますか?

国:やはり凄いメンバーが揃うので、上手くリズム良く流れに乗って、また松岡くんにナイスプレーをしてもらいたいな、と思っています。

‐:それに向けての枠順、あるいは馬場状態など注文のつくところはありますか?

国:特にここというのは無いですね。まあ競馬の流れに乗っていきやすいので内目の方がいいですけど。道中でどう捌いていくかという事になると思います。ある程度の位置に付いていって抜け出す、春の天皇賞と同じような競馬になってくれれば。

‐:マイネルキッツの充実振りというのはどういうところで感じられますか?

国:やっぱり大人びているというか、自信が表れているという感じで凄くドッシリしてきました。毛ヅヤもいい感じですね。

‐:ファンに向かってメッセージをお願いします。

国:天皇賞馬に恥じないような良いレースをしてもらいたいなと思っています。

国枝 栄
(くにえだ さかえ)
1955年4月14日生まれ
[免許交付年] 1989年
[厩舎開業年] 1990年
[所属] 美浦
[今年度成績] 299戦26勝(うち障害4戦0勝)
[生涯成績] 4475戦499勝(うち障害55戦7勝)

マイネルキッツ
(牡6、美浦・国枝厩舎)
父:チーフベアハート
母:タカラカンナ
母父:サツカーボーイ
通算成績:31戦6勝
重賞勝利:
09年天皇賞(春)(G1)