【京都記念】今年緒戦へ万全のハープスター「とにかく順調」

11日、京都記念(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。昨年の最優秀3歳牝馬に選ばれたハープスター(牝4、栗東・松田博厩舎)は、助手を背にCWコースを単走。折り合いを重視しながら徐々にスピードを上げ、直線では力強い脚捌きを見せた。ラスト1Fは12.3秒をマークし、全体も7F99.7-82.5-66.9-52.2-38.8-12.3秒を計時。冬場にしては毛艶も良く、今年緒戦に向けて好気配が漂っている。

前走後はノーザンファームしがらきでリフレッシュし、先月10日に帰厩後は入念に乗り込まれてきた。先週には6F80.6-12.3秒の好時計もマークしており、松田博資調教師も「とにかく順調。それくらいしか言うことがないわ」と中間の動きを絶賛する。「追い切りは予定より時計が速くなったが、無理はさせていないし、リズムよく気持ち良さそうに走れていたからな。(調教の)タイムは気にしなくてもいい」と態勢は整った。

凱旋門賞からの帰国緒戦となった前走のジャパンCでは、勝負所で他馬と接触した影響もあり5着と惜敗。古馬として迎える今年緒戦には京都記念を選択した。今回は骨折からの復帰緒戦となるダービー馬のキズナも出走し、相手に不足はない。春の最大目標に掲げている来月28日のドバイシーマCに向け、弾みをつける結果としたい。

ハープスター