【安田記念】3連勝の上がり馬モーリス「ポテンシャルは高い」

4日、日曜東京11レース・安田記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、ダービー卿CT1着のモーリス(牡4、美浦・堀厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.9-38.1-12.5秒をマークした。

【堀宣行調教師のコメント】
「今日の追い切りは、折り合い、ハミ受けなどを含めてまだ課題があるのでその確認と、あまりやり過ぎないようにということを考えていました。量はちょうど良かったと思います。転厩してきた頃は長期休養を挟んでリフレッシュしていましたが、背腰に痛みがあったので、ローテーションを考えていくなかでもそのケアが第一だと思っていました。元々フットワークは良かったですし、やる気があっていつも一生懸命走るところは良いところだと思っていました。

前走は、段々と厩舎としてもこの馬のことを掴んできたところでしたし、中山コースだったので良い位置から進められればと思っていましたが、後ろからになりました。終いに良い脚を使ってくれて結果としては良かったですけど、内容としてはこちらが意図した形ではありませんでした。今後はその辺りが良くなってくればいいですね。今回はワンターンのコース形態なので折り合い面はやりやすいかと思いますが、どこで決め手を生かすか考えると立ち回りは難しくなると思います。ペースによって位置取りや仕掛けのポイントも変わってくると思いますし、その辺りは難しいですね。

枠順に関しては、当日の馬場状態や先行馬の並びもあるので現時点では何とも言えません。これまでゲートの駐立が良くありませんでしたが、調教では改善されてきているので対応できると思います。まだ完成はしていませんがポテンシャルは高い馬だと思いますし、良い競馬を見せられればと思っています」

モーリス

モーリス

▲リアルインパクトに食らい付くモーリス(左)