高橋摩衣のインタビュートピックス「マイが聞く!鈴木伸尋調教師」

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高橋摩衣のインタビュートピックス「マイが聞く!」。今回は愛知杯に出走予定のニシノブルームーンを管理する鈴木伸尋調教師にお聞きしました。

高橋:鈴木先生、よろしくお願いします。

鈴木:よろしくお願いします。

高橋:まず前走のお話から聞かせていただけますか?

鈴木:前走のエリザベス女王杯もその前の府中牝馬ステークスもこの馬の流れになりませんでしたね。府中牝馬ステークスでは速いペースで前に行ってバテてしまいましたし、エリザベスは前2頭が逃げたのを様子を見てしまいましたから。

高橋:エリザベス後の状況はいかがですか?

鈴木:凄く順調ですよ。今は馬が行きたがるようになっているくらいです。一ヶ月くらい栗東へ行ってパワーアップしましたからね。

高橋:そうなんですか。

鈴木:栗東のキツい坂路や起伏の激しい逍遥馬道でトレーニングして、前と違うところに筋肉が付いたりするんですよね。水も美味しいからよく飲んでいましたし。そうやってパワーアップしたので、走る気になっているんですね。

高橋:なるほど。今回の愛知杯に向けて、どのような点に気をつけて調整されてきましたか?

鈴木:もう体も息も出来ていますから、落ち着かせるような感じですね。マーメイドステークスの時と同じようなパターンです。競馬でガッと行かないように抑えて。

高橋:今日の調教では北村宏司騎手が騎乗されましたね。

鈴木:そうですね。前の馬を追いかけようとする気持ちが強いブルームーンを上手く抑えて、前の馬を見ながら行けましたから良い内容だったと思います。遅れたように見えるかもしれないけど、そうではなくてあれは我慢してくれたんですよ。

高橋:狙い通りの調整が出来たという事ですね。今回は滞在ではなく、レース前に輸送がありますね。

鈴木:金曜日の朝に出発する予定です。恐らく輸送で14~5キロくらいは減るかもしれませんね。現地に到着してカイバを食べれば戻りますけど、どうしても輸送中に減ってしまうんですよ。でも関西圏や栗東トレセンに持って行くのと比べれば距離も短いですし、楽ですよ。

高橋:分かりました。では最後に抱負をお願いします。

鈴木:中京コースでのレース経験もありますし、馬の走る気持ちが強いので、良い結果を期待しています。

高橋:応援しています。ありがとうございました。

鈴木:ありがとうございました。


ニシノブルームーン
(牝5、美浦・鈴木厩舎)
父:タニノギムレット
母:カプリッチョーサ
母父:Alzao
通算成績:14戦5勝

鈴木 伸尋
(すずき のぶひろ)
1959年10月26日生まれ
[免許交付年] 1997年
[厩舎開業年] 1998年
[所属] 美浦
[今年度成績] 237戦11勝(うち障害4戦0勝)
[生涯成績] 2554戦202勝(うち障害43戦4勝)