【3回中京】レンベルガー…小平奈由木の注目新馬レポート

レンベルガー
(牡2、栗東・牧田厩舎)
父:アンライバルド
母:クリンゲルベルガー
母父:スウェプトオーヴァーボード

皐月賞を制したアンライバルドが父。底力に富むネオユニヴァースの後継であり、ファーストクロップから大物が登場しても不思議はない。

母クリンゲルベルガー(その父スウェプトオーヴァーボード)は芝1200mで2勝を挙げた。その半姉にダイイチアピール(ホクトスルタンやドリームシグナルの母)ら。重賞を5勝した曽祖母ダイナフェアリーに連なるファミリーである。キャロットクラブにて総額1200万円で募集された。
ノーザンファーム早来で順調に15-15を消化したうえ、6月4日、栗東に入厩した。12日のゲート試験に合格。先週のウッドコースでは6ハロンから3頭併せて追い切られ、最先着した。ラストは12秒台でまとめ、非凡な才能を垣間見せた。軽い芝向きの印象。上々の仕上がりでレースに向える。

7月4日(土)、中京の芝1400mにスタンバイ。藤岡佑介騎手に依頼している。


小平 奈由木(こだいら なゆき)

早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。

月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。