【アイビスSD】乗り込み十分ベルカント 重賞3勝目へ待ったなし

17日、アイビスSD(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、3月のポラリスS10着からの出走となるオースミイージー(牡7、栗東・沖厩舎)は助手を背に坂路で馬なりの最終追い切り。4F52.7-38.3-24.8-12.3秒を計時し、1週前追い切りでは自己ベストを出す抜群の調整内容。

「前走後はここを目標に調整をしてきました。もともと芝で走っていた馬ですし、コーナーでゴチャつくより直線競馬を走らせてみたいと思ったんです。今週の追い切りもいい動きでしたし、いい面を見せてほしいですね」と杉山調教助手。今回初めてコンビを組む秋山真一郎騎手が、久しぶりの芝コースでどのようなレースをするか注目である。


前走、CBC賞を取り消して、コーラルS13着からの出走となるベルカント(牝4、栗東・角田厩舎)は助手が騎乗して坂路で最終調整。終い一杯に追われて4F52.5-37.2-23.5-11.5秒をマークしたが、攻め駆けする馬で、時計が出やすい馬場だったことを差し引いてもラスト1F11秒5は出色のタイムだ。

角田晃一調教師も「遅い時間帯に追い切ってラスト1F11秒5ですからね。ベストでしょう。取消明けになりますが、休ませたのは1日だけ。放牧先からハードに乗ってもらっていますからね。初めての1000m?コーナーで右、右へ行くところがある馬なんで、かえっていいかも」と初めての距離に対しても、プラスに捉えている様子。前走の取消が気になるところだが、中間も50.8-11.9秒という時計を出しており、師からの力強いコメントからも、その影響はなさそう。重賞3勝目に期待をしたい。