プリマビスティーが南関東2歳女王に/東京2歳優駿牝馬【南関東】

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09年12月31日(木)に大井競馬場で行わたSⅠ・第33回東京2歳優駿牝馬(2歳牝、南関東、ダート1600m)は、左海誠二騎手騎乗の3番人気・プリマビスティーが優勝。勝ちタイムは1:43.4(良)。
2着には3.1/2馬身差で1番人気・オノユウ(牝2、川崎・池田孝厩舎、今野忠騎手)、3着には4番人気・キョウエイトリガー(牝2、大井・阪本一厩舎、柏木健騎手)。

レースは、スパンキーラビッドがハナを主張。ナリショーシーズン・ロゼワインらが続く形だったが、ハイペースの流れに、3コーナー付近からプリマビスティーが押し上げると、外から豪快に突き抜け優勝。1番人気に推されたオノユウは、好位から抜け出すも2着。キョウエイトリガーは、辛くも3着を確保した。

勝ったプリマビスティーは、近親に86年のJRA・鳴尾記念を制したロンスパークがいる血統。
09年6月にホッカイドウ競馬からデビュー。ホッカイドウでは3勝を挙げ、交流重賞・エーデルワイス賞ではオノユウの3着になるなど、活躍していたが、この秋に船橋の岡林光浩厩舎に移籍。中央遠征となった前走の中山では、レコード決着の5着に健闘していた。
馬主は備前島敏子氏。生産者は浦河の伏木田牧場。

【左海誠二騎手のコメント】
「最後はシッカリ伸びてくれるのは、自分でもわかっていたので、それに応えてくれた馬が凄いですね。流れもちょっと速いなと思っていましたが、位置取りはどこでもいいと思っていたので、ハマってくれた展開になったのが、一番良かったですね。直線を向いた時には、勝てると思っていました。
(自身の一年について)素晴らしくいい一年になりました。今年は僕自身もいい競馬ができて、いい形で一年を終えることができたのですが、来年もこれに続いて、一生懸命頑張ってゆきたいと思いますので、応援の程、よろしくお願い致します。」

【岡林光浩調教師のコメント】
「素晴らしい末脚を使ってくれましたね。本当にほれぼれするような走りでした。もともとここを使う一環で、中山も使っていましたから、調整に全然狂いがなくて、順調にこられました。ちょっと馬が細い馬なので、1キロでも2キロでも増えてくれればと思っていましたが、5キロも増えて、凄くいい感じにみえました。前回の中山でも、同じような競馬をしていたし、理想的な位置取りでしたね。もともと道営で使って頂いた時から、芝を視野に入れていましたので、ここのレースが終わったら、芝を使いたいなと思っていました。御蔭さまで、道営で一生懸命育てて頂いた成果が、結果に出ました。来年も春に向けていい競馬ができるように、頑張ってゆきたいと思います。」

プリマビスティー
(牝2、船橋・岡林光厩舎)
父:プリサイスエンド
母:ロングプリマ
母父:ロイヤルスキー
近親:ロンスパーク
通算成績:10戦4勝(うちJRA2戦0勝)


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