【福島記念】ヤマカツエースが叩き合いを制し重賞2勝目

11月15日(日)、3回福島6日目11Rで第51回福島記念(G3)(芝2000m)が行なわれ、津村明秀騎手騎乗の2番人気・ヤマカツエース(牡3、栗東・池添兼厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:02.5(重)。

2着には1馬身差で1番人気・ミトラ(セ7、美浦・萩原厩舎)、3着には2馬身差で4番人気・ファントムライト(牡6、栗東・藤原英厩舎)が続いて入線した。

注目の先行争い。押してポジションを主張する馬はおらず、ゆっくりと先頭に立ったのはアンコイルド。続いて内からマイネルミラノとフィロパトロール。フレイムコード、ミトラはその内。人気のヤマカツエースは中団からの追走。後方3番手からファントムライトが追走。コーナーに入り一気にペースアップすると、馬場のキレイなところを選びながら、やや外に膨れながら直線へ。
スッとミトラが先頭に立って、その外から持ったままヤマカツエースがこの位置。間にフレイムコードを置いて、すぐ後ろにマイネルミラノで叩き合いの開始。先頭のミトラに馬体を最初に併せたのはヤマカツエースで、一進一退の攻防。ゴール手前でやや甘くなったミトラを捕らえ、最後まで脚を伸ばしたヤマカツエースが重賞2勝目を飾った。

勝ったヤマカツエースはニュージーランドT以来となる重賞2勝目。津村騎手は初コンビで重賞勝利に導いた。今回と同じ距離である函館記念と札幌記念では3着、4着と好走し、古馬相手にも善戦を続けていた。更なる高みであるG1挑戦へ楽しみな1頭だろう。
馬主は山田和夫氏、生産者は新ひだか町の岡田牧場。馬名の意味由来は「冠名+第一人者、最高、最高の存在」。

【津村明秀騎手のコメント】
「初めて重賞を勝ったのが福島で、それ以来ということでよかったです。ポジション取りは気にせずに行こうと思っていたので、うまくいきました。促したわけではなく馬が自ら行って抜群の反応でした。手応えも良く、前のミトラだけが相手かなと思っていたので、勝てて良かったです。

ヤマカツエースは福島が初めてですが、函館などを経験していて、走り的には問題ないかなと思っていました。この馬は初めて乗りますが、池添さんに話を聞いていたし、返し馬で乗りやすかったです。過去との比較が難しいですが力強い競馬でした。まだ3歳なので、これからどんどん強くなると思います。今日で福島競馬が終わりますが、来年もたくさん来たいと思いますので、応援よろしくお願いします」

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ヤマカツエース
(牡3、栗東・池添兼厩舎)
父:キングカメハメハ
母:ヤマカツマリリン
母父:グラスワンダー
通算成績:14戦4勝
重賞勝利:
15年福島記念(G3)
15年ニュージランドT(G2)

ヤマカツエース

ヤマカツエース

ヤマカツエース


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