【有馬記念】1週前 G1連勝狙うショウナンパンドラ池添「問題ない」

16日、有馬記念(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走のジャパンカップで牡馬を撃破しG1・2勝目をマークしたファン投票5位・ショウナンパンドラ(牝4、栗東・高野厩舎)は池添謙一騎手を背に栗東坂路でタイセイブルグ(2歳500万)と併せ馬で調整。0.2秒追走する形から最後は0.6秒先着と、グランプリへ向けて順調さをアピールした。全体時計は4F54.9-39.3-25.1-12.1秒と、最後の1ハロンでは持ち前の切れ味をしっかりと見せつけた。

管理する高野友和調教師は「1週前はいつものように池添騎手に乗ってもらいました。ボクらは”いい状態をキープしている感触”を持っていますが、常に接しているため”線”で馬を見ています。今回は”点”で見てもらえるジョッキーの感触を知りたかった。その池添騎手からも『問題ない』と良い感触を口にしてもらえましたからね。ジャパンCというタイトルを背負いましたし、負けたくないし、負けられないという立場。勝てるという状態に仕上げていきます」と気合を入れている。

今年の宝塚記念で池添騎手に乗り替わってから3、1、4、1着と未だ掲示板を外していない相性のいいコンビ。更に池添騎手といえば歴代最多タイとなる有馬記念3勝のグランプリ男である。単独最多となる同レース4勝目を目指す鞍上とともに、勢いに乗った牝馬が混合G1連勝を狙う。