1/10(日)の中山競馬場

トピックス


●騎乗停止明けの騎乗となった松岡正海騎手が、第2レースで今年初勝利を挙げた。

バンダムレクスの手綱を取った松岡騎手は「こういうダートの時はテンに行ったら止まると思っていました。レースのテンも速かったし、自分の馬は後ろから行く馬だと思っていたので、そういうレースをしました。展開がハマりましたね。まだ手先が重いところがあるので、まだこれから良くなって来ると思います」とコメントしたのち「今年もマイペースで頑張ります」と、笑顔で抱負を語った。


続く中山3レースでは小林淳一騎手グラスヴィクターに騎乗して優勝。小林騎手も今年初勝利となった。スタンドからの声援に笑顔で応えながら検量室に戻った小林騎手は「スタートも道中も器用な馬ではないので、前の方でレースをしようと思っていました。ここ2戦は上手く御せませんでしたけど、今日は逃げ馬を見ながら、前に馬を置いて上手く流れに乗れて、思い通りの競馬が出来ました」とレースを振り返った。


第4レースでは、高田潤騎手トップモンジューで今年初勝利を挙げた。「ゲートでモゾモゾしている時に開いたので出遅れてしまいました。前に行って欲しいと言われていたので、無理にでも行こうと思っていました。バンケットは上手いという感じではありませんが、中山は1回走っているコースなので、馬が自信を持っている感じでした。ここ最近は流れに乗れず結果が出ていませんでしたが、力があるのは分かっていました。直線で先頭に立った時はフワフワしたところもありましたけど、しっかり走ってくれました。力通りですね」と、高田騎手は会心の表情を浮かべた。

●将来有望な2頭が新馬勝ちをおさめた。
第5レースの新馬戦は関西から来たシェーカーが圧倒的な力を見せ付けた。
鞍上の後藤浩輝騎手は「力の違いでしょう。速い中でも緩急をつけられました。道中も楽で、仕掛けた時だけ行く感じでした。追ってからもダイナミックなフォームで伸びてくれました。今週の重いダートでここまでの走りをする馬は初めてかもしれません」と、能力を絶賛した。

第6レースはロジスプリングが制した。鞍上の横山典弘騎手は「ちょっとテンションの高い馬です。今日もちょっとウルさかったけど、思いのほか上手に走ってくれました。道中楽に来ていたから最後も良い反応でしたよ。距離は問題無いと思うけど、気性面が課題ですね」とコメント。
同じ馬主、厩舎、騎手の組み合わせの09年ダービー馬ロジユニヴァースに続けるか、注目したい。

今日の横山典弘騎手は3勝をあげる活躍を見せた。
第7レースのサリエルに関しては「良いスピードがあります。今日は順当勝ちですね」と、簡潔に強さを表現した。

第9レースのキティに関しては「今日は、二度目の騎乗だから任せるという感じでした。行く馬がいたので控えました。一生懸命走る馬なので、砂を被るくらいでちょうど良かったです。早めに上がっていって最後までしっかり伸びてくれました」とコメント。
関東の競馬を盛り上げるベテランの手綱捌きに今年も注目だ。

●特別戦では逃げ馬の活躍が目立った。
第10レースはモエレビクトリーが逃げ切り勝ちをおさめた。
鞍上の的場勇人騎手は「今日は頭数が少なくて、ジワッと1コーナーまで行けたのが一番良かったです。道中も気負いなく、4コーナーを回ったところでも手応えが残っていました。中山2000は得意の舞台だと思っていたので、勝てて良かったです」とレースを振り返った。

メインレースのジャニュアリーステークスではニシノコンサフォスが逃げ切った。
手綱を取った内田博幸騎手は「元々スタートの良い馬ですが今日は特に良かったです。内枠からのスタートで、良いスピードがあるので無理せずあの位置につけられました。手前を替えて最後までしっかり走ってくれましたね」とコメント。
明け10歳馬による逃げ切り勝ちに、内田騎手も「昔の11歳馬ですけど、元気一杯ですね」と感服した様子だった。