09年度 『ワールドサラブレッドランキング』発表

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『2009年度ワールドサラブレッドランキング(WTR)』がIFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表された。ランキングは昨年1月1日(木)から12月31日(木)までに出走した馬を対象としたもので、国際ハンデキャッパー会議において決定されたものによる。

115ポンド以上333頭(実頭数)の馬がランク付けされましたが、
国別では、米国91頭、英国70頭、豪州50頭、仏国31頭に次いで日本は28頭(前年と同数)で、世界第5位となっています。

ワールドチャンピオンは、136ポンドのシーザスターズとなった。これは愛チャンピオンステークスを勝った時の評価で、距離区分はI(1900m~2100m)となる。
また同馬は凱旋門賞にも勝っており、その時のレーティング131ポンドもLコラムのトップとなる。レーティングが135ポンドを超えたのは97年のパントレセレブル(137ポンド)以来のこと。

第2位は、130ポンドでゴルディコヴァです。ジャックルマロワ賞を圧勝した時の評価で、牝馬で130ポンド以上の評価を受けたのは97年のボスラシャム(131ポンド)以来となる。
第3位は129ポンドでリップヴァンウィンクル、第4位タイは128ポンドでフェイムアンドグローリーとなり、牡馬の上位は3歳馬ということになった。

第4位タイには、128ポンドでアメリカのゼニヤッタがランクイン。デビューから無敗で、史上初のブリーダーズカップクラシックを制覇した。128ポンドは2008年のザルカヴァと並ぶ評価。
85年ぶりに牝馬によるプリークネスステークス優勝を成し遂げたレイチェルアレクサンドラが127ポンドで第6位。この評価は、ケンタッキーオークス、マザーグースステークス、ハスケル招待ステークスを勝った時のもの。

日本調教馬は、カンパニー(天皇賞(秋)1着)とドリームジャーニー(有馬記念1着)が122ポンドで第19位タイ、オウケンブルースリ(ジャパンカップ2着)が121ポンドで第33位タイ、ディープスカイ(産経大阪杯2着)とウオッカ(ヴィクトリアマイル1着・安田記念1着)が120ポンドで第43位タイ、などとなっている。


『2009年度JPNサラブレッドランキング』は、JRAハンデキャッパー及びNARレーティング担当者の協議により決定したもの。

【2歳】
朝日杯FSを勝ったローズキングダムで114ポンド。これは1997年のグラスワンダー(116ポンド)に次ぐ評価。牝馬のトップは阪神JFを勝ったアパパネで108ポンド。

【3歳】
3歳トップは日本ダービーを勝ったロジユニヴァースで118ポンド。第2位は、有馬記念2着のブエナビスタで117ポンド。これは牝馬のアローワンスを考えると実質トップと言える。

【4歳以上】
芝では、天皇賞(秋)を勝ったカンパニーと有馬記念を勝ったドリームジャーニーが122ポンドで並んだ。ジャパンカップで僅差の2着となったオウケンブルースリが121ポンドで第3位。ウオッカは昨年と同じ120ポンドで、こちらも牝馬のアローワンスを考えると実質トップの評価となる。

ダートでは、JCダートを勝ったエスポワールシチーが118ポンドでトップ。第2位に帝王賞を勝ったヴァーミリアンとフェブラリーSを勝ったサクセスブロッケンが117ポンドで並んでいる。