2歳レコードホルダー・フーガフューグが京成杯へ

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「谷中のオフレコ厩舎日記」で御馴染・競馬ラボファミリー谷中公一氏が所属する阿部新生厩舎の管理馬で、前走で東京・芝2000メートルを2分1秒3の2歳コースレコードで駆け、未勝利を脱出したフーガフューグが勢いに乗って京成杯に挑戦する。

「初めて乗った時から、背中の感じもバッチリで凄く良い馬だと思った」と、谷中助手が語るように入厩当初から陣営の期待は高かった。デビュー戦は6着に終わったが、2戦目で変わり身を見せ、陣営の期待に応えた。
未勝利勝ちの後、挫石で約2週間は運動も行わず完全休養となったが、その後は順調に調教メニューをこなし、仕上がりに問題は無い。

今回は初の中山コースとなるが「調教で乗っていた感じだと、右回りでも問題ないと思います。終いを生かす競馬をするには東京の方が合っているでしょうけど、中山でも十分対応出来ると思います」と、谷中助手も気にならない様子だ。

阿部厩舎にとっては、半兄のセタガヤフラッグ(1600万下・父:キングヘイロー)も所属している馴染みの血統。
「この血統は気性が激しくて、気持ちで走るタイプが多い。フーガフューグも最初の頃は気難しい面があったけど、今はだいぶ落ち着きが出てきましたよ。カイ食いに注意しなければいけないので、食べものにも気を使いますけれど、ベテランの厩務員さんが工夫してくれているので上手くいっています」と、谷中助手が語るように 、扱いを熟知している。

「相手は強くなるけれど、体調は良いので力試しの意味も込めての挑戦。気持ちで走る面に、背中の良さが加わっているだけに楽しみ。隔世遺伝でおばあちゃん(アラホウトク)の良さが出てくれればいいですね」と、谷中助手も期待に胸をふくらませる。

フーガフューグ
(牝3、美浦・阿部厩舎)
父:マンハッタンカフェ
母:セタガヤウタヒメ
母父:ナリタブライアン
近親:アラホウトク
通算成績:2戦1勝