森秀行調教師がJRA通算500勝達成!/千葉ステークス

トピックス

10年2月27日(土)、2回中山1日目11Rで千葉ステークス(ダ1200m)が行なわれ、横山 典弘騎手騎乗の3番人気・ビクトリーテツニーが優勝。勝ちタイムは1:09.8(不)。

2着にはクビ差で1番人気・ニシノコンサフォス(牡10、栗東・宮本厩舎)、3着には8番人気・トーホウドルチェ(牝5、栗東・田島厩舎)が続いて入線した。

レースは当該コース巧者のニシノコンサフォスが逃げたが、強引にウエスタンビーナスもハナを主張。3コーナー付近でウエスタンビーナスが力尽きたが、ニシノコンサフォスはそのまま押し切らんかとするほどの手応えで直線へ。
しかし、道中、後方2番手を追走していたビクトリーテツニーが直線外へ持ち出すと、豪快に伸びて差し切った。

勝ったビクトリーテツニーは、母が米重賞勝ち。近親に英オークスなどを制したバラシーンがいる血統。馬主は榮 義則氏、生産者はアメリカのDell Ridge Farm。馬名の意味由来は「勝利+相性」。

なお、この勝利でビクトリーテツニーを管理する森秀行調教師は中央競馬史上112人目、現役24人目となるJRA通算500勝を達成した。
森秀行調教師は戸山為夫厩舎で厩務員・調教助手を務め、93年に調教師免許を取得。同年に初出走、初勝利を挙げると、93年のジャパンC(GI)(レガシーワールド)で重賞初勝利で初GⅠ勝利を達成。

その後も、シーキングザパール(モーリス・ド・ギース賞(仏GⅠ)、NHKマイルCなど)、アグネスワールド(アベイユドロンシャン賞(仏G1)、ジュライC)、エアシャカール(皐月賞、菊花賞)、キャプテントゥーレ(皐月賞)などを輩出。
94JRA賞(最高勝率調教師・優秀技術調教師)、01年JRA賞(最多勝利調教師)など、数々のタイトルを受賞している。

【森秀行調教師のコメント】
「中央500勝目ということですが、昨年藤沢(和)調教師が達成した1,000勝という記録に向けて、やっと折り返し地点にきたなという気持ちです。これまで、スタッフは馬の面倒をとても良く見てくれていますし、馬主さんや応援してくれるファンの方々にはとても感謝しています。定年まであと20年あるので、なんとか1,000勝という記録が達成できるよう頑張りたいと思います。」

このレースの全着順・払戻金はこちら

ビクトリーテツニー
(牡6、栗東・森厩舎)
父:Gone West
母:Radu Cool
母父:Carnivalay
通算成績:28戦7勝
重賞勝利:08年カペラステークス(G3)

森 秀行
(もり ひでゆき)
1959年3月12日生まれ
[免許交付年] 1993年
[厩舎開業年] 1993年
[所属] 栗東
[今年度成績] 50戦5勝(うち障害6戦3勝)
[生涯成績] 4377戦500勝(うち障害108戦13勝)
成績は27日終了時点

写真:武田明彦

※ こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。