2/27(土)の東京競馬場

トピックス

●横山典弘騎手、1日5勝の大活躍!

現在、全国リーディング1位の横山典弘騎手が1日5勝をあげる大活躍を見せた。

まずは第6レースの3歳新馬戦で、兄弟にローゼンカバリーやサマーサスピションがいる厩舎期待の良血馬ラストノートに騎乗し、最初の勝利をあげた。
レース後、横山典騎手は「攻め馬では幼さを出すけど、上手にスタートを切って大人びたレースが出来ました。ピッチ走法なのでこういう馬場も苦にしませんし、上手に走っていました。遅生まれで、まだ成長の余地もあるので、長い目で見たいですね。兄弟も走っているし、これからが楽しみです」と、笑顔で語った。

その後は第9レースから最終の第12レースまで4連勝を飾った。

第9レース、3歳500万下の水仙賞ではリリエンタールに騎乗し、内から抜け出し快勝。
「強かったね。宏司(北村宏司騎手)が普段ちゃんと乗ってくれているし、これからまだ良くなる」と笑顔で語った。
管理する藤沢和雄調教師
「前走で惨敗して、正直ヘコんでいました。今日はスタートも上手でしたし、強かったですね」と、納得の表情を浮かべ「まだ分かりませんけど、マル外なので、次は青葉賞になるかな」と、今後のプランを語った。

第10レースのアクアマリンステークスは、ダノンムローに騎乗して差し切り勝ちを決め「走るね。いい馬ですよ。この馬場でこれだけのレースが出来るのだから、大したものです」とパートナーを讃えた。
後方からの追い込みで結果を残している点に関しては
「前に行ったらどうなるかは分かりませんが、ゲートも出るし、戦法はこれだけでは無いと思います」とコメント。
可能性の広がりを感じさせた。

メインの千葉ステークスはビクトリーテツニーに騎乗し、10レース同様に見事な差し切り勝ちを決めた。
「だいぶ体調が戻ってきてくれていました。返し馬でも凄く雰囲気が良かったです。元々持っているものは良いので、状態さえ戻ればやれると思っていました。秋に爪を悪くして運動も出来なかった状態から大事にしてきて、ここまで立ち直ったのは嬉しいです」と、08年カペラステークスを制したパートナーの復活を喜んだ。

最終の4歳上1000万下では、カウアイレーンに騎乗し、直線力強く抜け出した。
「返し馬ではテンションが高かったけど、上手く抑えて行けました。テンションが上がらないように教えて来たので、乗りやすくなって来ました。こういう馬場で突き抜けるんだから、能力がありますよ」と、レースを振り返った。

●勝浦正樹騎手、国分優作騎手、山本康志騎手の3騎手が今年初勝利。

第1レースの3歳未勝利戦(ダート1200m)は、勝浦正樹騎手騎乗のナンデヤネンが優勝した。

勝浦正樹騎手のコメント
「スタートも上手に出れたし、馬が真面目になって競馬を覚えてきました。前を交わしてからもグングン加速していました。でも本当に良くなって来るのはまだ先だと思います」

第2レースの3歳未勝利戦(ダート1800m)は、国分優作騎手騎乗のヒシエリートが優勝した。

国分優作騎手のコメント
「前走からチークを着けていました。出来れば逃げようと思っていましたけど、行く馬がいたので付いていこう、と思いました。最後は相手に出られたけど、元々の馬の力があるので、また差し返してくれました。どんどん良くなって来ているし、楽しみな馬です」

第4レースの障害未勝利戦(ダ2880m)は、山本康志騎手騎乗のギルティストライクが優勝した。

山本康志騎手のコメント
「前走で落馬して、練習をし直しました。しっかり練習出来たので、攻め馬の時点で良いと思っていたけど、道悪がどうかと思っていました。でも、返し馬でいろいろ試したら道悪は上手だと感じました。前走はすぐに落馬をしたのでペースも気になりましたけど、押さえも上手くききましたし楽勝でしたね。道悪も上手いし今後が楽しみです」

●第3レースの3歳新馬戦は、伏兵スガノタキオンが優勝。

ダート1800mで行われた新馬戦は、中舘英二騎手騎乗のスガノタキオンが優勝した。
レース後、中舘騎手は「攻め馬より競馬の方が良かった」と笑顔でコメント。
調教パートナーの町田助手
「急仕上げという感じだったので、使いながらかな、と思っていましたけど、展開も馬場も最高に上手くはまりました。まだトモがゆるく、瞬発力も物足りないのでこれからですね」と、勝利を喜びながら今後の課題を語った。

●昇級してもやれる手応え!この2頭には今後も注目。

第5レースの3歳未勝利戦を快勝したアロマカフェと、第7レースの4歳上500万下を快勝したリアルディールは、それぞれ鞍上が「上のクラスでも通用する」と評価しており、今後も要注目だ。

アロマカフェに騎乗した柴山雄一騎手のコメント
「道中は押して、出していきました。勝負どころで自分からハミを取りましたし、競馬の上手な馬です。余裕があって、抜け出してからもフワフワしていてここでは力が違いましたね。楽しみな馬です。今日の馬場は気にしていませんでしたが、良馬場の方が良いと思います」

リアルディールに騎乗した後藤浩輝騎手のコメント
「1800の流れがどうかと思っていましたけど、スタートして行きっぷりも良く、これならいいなと思いました。溜めれば溜めただけ良い脚を使えそうな感じはありましたけど、この馬場なので早めに行きました。強い馬ですね。上のクラスに行っても通用すると思います」