【府中牝馬S】秋初戦から万全の構えヴィブロス「予想以上に反応が良かった」

夏を越してさらにパワーアップしたヴィブロス

夏を越してさらにパワーアップしたヴィブロス

11日、府中牝馬S(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

歓喜に沸いたドバイターフ1着以来の実戦となるヴィブロス(牝4、栗東・友道厩舎)は、坂路で助手を背に終い重点の調整。それでもラスト1Fは迫力満点のフットワークで4F54.7-39.4-24.9-12.5秒を叩き出した。

「思った以上に時計が出ましたね。坂路ではそれほどおしまいは動かないと思っていましたが、予想以上に反応が良かったですね。背も伸びて馬も成長しています。秋初戦からいいレースを期待したいですね」と安田調教助手のトーンも右肩上がり。世界を制した末脚に注目だ。

ムーンライトHを勝って目下2連勝中のキンショーユキヒメ(牝4、栗東・中村厩舎)は、助手を背にCWコースで終い一杯に追われて6F79.6-64.3-49.9-36.7-11.9秒の好タイムをマーク。デキの良さを存分に見せ付けた。

長谷川調教助手は「東京遠征ですが、おしまいをしっかり伸ばして負荷をかけました。攻め駆けするタイプですが、それにしてもいい動き。体調はいいですよ。マーメイドSはハンデ戦。今回は別定で相手も強くなります。この相手でどれだけやれるか。究極の切れ勝負だと分が悪いところがある。雨が降って渋い馬場になってくれた方がいいかな」と3連勝へ意欲を見せる。

連勝の勢い十分のキンショーユキヒメ

連勝の勢い十分のキンショーユキヒメ