【ジャパンC】シュヴァルグラン&マカヒキの2頭出し!友道師の一問一答

ジャパンCに豪華2頭出しの友道康夫調教師

ジャパンCに豪華2頭出しの友道康夫調教師

22日、ジャパンC(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

追い切り後、シュヴァルグラン(牡5、栗東・友道厩舎)とマカヒキ(牡4、栗東・友道厩舎)を管理する友道康夫調教師の一問一答は以下の通り。

●今年は本当に万全の状態で挑めるので、何とか巻き返したい

-:まずはシュヴァルグランについてですが、前走の京都大賞典は3着でした。いかがでしたか?

友:ゲートを出て挟まれまして、位置取りが後ろになったんですけど、終いはしっかりとした脚で差を詰めて。秋初戦としては満足しています。

-:そこから中6週空くわけですが、その後の調整具合はいかがでしょうか?

友:在厩させてまして、こっちでしっかりと乗り込めて、先週までで大方出来上がったと思います。

-:調教過程を1週前から振り返ってください。

友:先週は馬場で併せて、ジョッキーに乗ってもらってしっかり併せて、最後はゴールを過ぎてからもしっかり追ってもらいました。もともとそんなに動く馬じゃないんですけど、動きも良かったと思います。

-:最終追い切りは坂路で行われて、ボウマン騎手が騎乗しました。

友:今日は感触を確かめてもらう程度に乗ってもらったんですけど、動きを見ていても良かったし、ジョッキーの感想も良かったので、良い調教だったと思います。

-:ジャパンCへの臨戦過程は、去年と比べてレース間隔は空いているわけですが、この点はどう捉えていますか?

友:去年は春の疲れが残っていたので、アルゼンチン共和国杯からの参戦で中2週になったんですけど、本来はこのローテーションで去年も行こうと思っていたので、本当に万全で行けると思います。

-:去年のジャパンCでは3着でした。巻き返しの1戦となると思います。

友:先程も言いましたが、去年は強行軍でのジャパンC参戦で3着だったので、今年は本当に万全の状態で挑めるので、何とか巻き返したいと思います。

-:理想のレース運びなどはありますか?

友:これからボウマン騎手と作戦会議をするんですけど、本来ならゲートも良い馬なので、良い位置に付けられると思うので、競馬の流れに乗ってくれれば結果は付いてくると思います。

-:そのボウマン騎手、どんなところを期待しての起用なのでしょうか?

友:世界ナンバーワンのジョッキーですし、シュヴァルグランはちょっとズブいところがあるので、しっかり追ってくれるジョッキーだと思ってお願いしました。

-:追い切りでの人馬の動きを見て相性の良さは感じられましたか?

友:今日はそんなに追ってはいないんですけど、良いリズムで走っていたと思います。

-:多彩なメンバーが揃うわけですが、相手関係はどう捉えていますか?

友:ダービー馬が3頭ですし、本当に強いメンバーが揃ったと思うので、何とかこの中で良い競馬ができればなと思います。

-:やはりこの馬には何とかG1のタイトルをという思いは調教師ご自身もファンもあると思います。その辺りをお聞かせください。

友:G1の前には毎回言っているんですけど、この馬にG1を獲らせてあげたいなといつも思っています。

-:シュヴァルグランについての意気込みをお願いします。

友:去年は3着であと一歩のところでしたし、春もあと少しでG1のタイトルというところまで来ているので、本当に何とかここでこの馬にもG1のタイトルを獲らせてあげたいので、応援よろしくお願いいたします。

シュヴァルグラン

ボウマン騎手がテン乗りとなるシュヴァルグランに跨り感触を確かめる

●毎日王冠の後よりも天皇賞の後の方が馬は元気一杯

-:続いてマカヒキについて伺って参ります。秋2戦、毎日王冠と天皇賞(秋)を戦っているわけですが、この2戦を振り返って頂けますか?

友:夏を越して、秋に栗東に帰ってきたんですけど、春に帰ってきた時と比べて秋の方が全然良い状態で、毎日王冠から良い状態で挑めて、それで毎日王冠、天皇賞と使う度に馬のレベルはアップしていると思います。

-:天皇賞では渋太く伸びて5着に来ました。

友:ああいう馬場だったので、前半は無理をせずあの位置からの競馬だったんですけど、終いは本当に良い脚で伸びてきたので、去年のダービーを勝った時くらいのデキに戻ってきていると思います。

-:そして前走から中3週空いたわけですが、前走後の調整を教えてください。

友:前走ああいう馬場で走ったので、ダメージが心配だったんですけど、むしろ毎日王冠の後よりも天皇賞の後の方が馬は元気一杯で、今回に向けて調整はしやすかったです。

-:調整過程も順調にということですか?

友:そうですね、今日は本当は53,4という感じだったんですけど、馬なりで51秒台の時計が出たので、本当に馬は調子良いと思います。

-:そんな中で迎える今回のジャパンC。何と言ってもコースがダービーと同じ東京芝2400mです。これは良いのではないでしょうか?

友:一番合っているコースだと思いますし、何とか頑張って欲しいですよね。

-:前走は道悪で後方からという話もありましたが、今回はどんなレースをしたいと思っていますか?

友:やっぱり中団というか、良い位置に付けて競馬をして欲しいと思います。

-:シュヴァルグランはタイトルをということですが、マカヒキは復活をと願うファンも多いと思います。

友:そうですね、ダービー以降はフランスにも行きまして、本来の姿ではないんですけど、去年の春の姿に戻ってきたと思います。

-:具体的にどの辺りが良くなってきましたか?

友:見た目の雰囲気というか、毛艶からしてもう全然違いますよね。

-:では最後にマカヒキについての意気込みをお願いします。

友:去年のダービーを勝った舞台で何とか復活できると思いますので、応援の程よろしくお願いいたします。

マカヒキ

復活目指すマカヒキがジャパンCに向けて調整を行う