【朝日杯FS】唯一の無敗馬ダノンプレミアム「競馬に行ってからのセンスを感じる」

ダノンプレミアム

13日、朝日杯FS(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

新馬、サウジアラビアRCを連勝中のダノンプレミアム(牡2、栗東・中内田厩舎)は、川田将雅騎手を背にCWコースを単走での半マイル追い。先週、ビッシリと追われていることもあり、今週は終い軽く促すだけの調整だったが、それでも追われてからの反応は抜群。スムーズな加速で4F52.3-37.4-11.2秒をマークした。

先週の阪神JFは新馬、重賞のアルテミスSを連勝していたラッキーライラックが優勝。こちらも新馬、重賞を連勝中で、メンバー唯一の無敗馬。若きトレーナーにとってはG1初制覇がかかる重要な一戦となるのだが、師は普段通りに気負いなくリラックスした雰囲気。静かに戴冠の時を待っている。

追い切り後、管理する中内田充正調教師の一問一答は以下の通り。

●リフレッシュ放牧を経て万全の態勢

-:前々走の新馬戦、そして前走のサウジアラビアRCを勝利で飾りました。2戦を振り返っていただけますか?

中内田充正調教師:デビュー戦は訳分からずのまま、ジョッキーにうまく調教されながら勝ってくれた内容でした。2戦目もそこまで内容的には変わらなかったですが、勝ち時計が良かったので、内容は良かったのかなと思います。

-:レース後、2カ月半の休養がありましたが、中間の調整について教えて下さい。

中:一旦放牧に出してリフレッシュさせて、1カ月前に栗東に戻して、そこからは順調に来ています。

-:戻ってきて何か変化などはありましたか?

中:この時期の2歳なので、そこまで大きく変わった感じはないですが、体もシッカリして、これから調教を積んでレースに迎える体ですね。

-:1週前の追い切りはいかがでしたか?

中:ちょっと負荷をかけたかったので、それでしっかり動けていました。

-:今週の最終追い切りの内容を教えて下さい。

中:先週しっかりやれていた分、今週は調整程度でいけるなという感触でしたので、今日はジョッキーに跨がってもらって調整したという感じです。

-:動きのはいかがでしたか?

中:普段からいい動きをしてくれるので、それに見合った動きでした。

●理想は好位からの正攻法

-:今回の舞台は阪神の芝1600mです。コース、距離についてはいかがでしょうか?

中:その辺は走ってみないと分からないですね。この馬はまだ3戦目ですし、まだ課題がたくさんあるかとは思います。

-:強い勝ち方をしていますが、課題を挙げるとすれば、どういったところでしょう?

中:それはたぶん、競馬に行ってから見つかるものではないですかね。

-:デビューから2戦2勝のダノンプレミアムですが、現時点で感じる強味や持ち味を教えて下さい。

中:2戦とも競馬に行ってからいい内容で走ってくれましたし、競馬に行ってからのセンスを感じる馬ですので、その辺が強味かなと思います。

ダノンプレミアム

-:理想のレース展開はありますか?

中:頭数も多そうなので、枠次第ですが、いつも通り中団から好位に付けて、そこから抜け出すような形になりますかね。

-:普段はどんな性格の馬ですか?

中:2歳らしくヤンチャなところもありますし、元気なところもありますし、かといって人を無視するような感じのところはないので、いい子です。

-:最後に無敗で迎えるこのレースに向けてひと言お願いします。

中:まだ3戦目ですけど、競馬に行っていつもいいところを見せてくれるので、今回もいいところを見せてくれればと思います。