【日本ダービー】ダノンプレミアム中内田師「間隔が開いたことより距離のほうが不安」

ダノンプレミアム

最終追い切りを行うダノンプレミアム

23日、日本ダービー(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

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皐月賞はザ石で回避となり、1着だった弥生賞以来となるダノンプレミアムは、川田将雅騎手を背にCWコースで追われ、5F69.4-52.6-37.8-11.3秒をマークした。

【中内田充正調教師のコメント】
「とりあえず当日を無事に迎えられるように、無事にゲートインできるようにという気持ちです。(プレッシャーよりも)それが一番ですね。

(弥生賞は)スタートはいつも通り良かったです。1コーナーの入りで少し力みが見られましたので、その辺を少し心配しながら見ていましたけど、4コーナーを回ってくる時は馬場の良いところを選んでもらって、終いまでしっかりと走れて感じですね。向正面に入る時に馬が力んでいるところを見ていましたが、課題は課題でしたので。それでもジョッキーが上手く馬に教えてくれたかなと思っています。

(皐月賞の直前に)ザ石がありまして、皐月賞を回避しました。それで2週間くらい調教ができない期間が続いて、その後はずっと順調にダービーを目指して追い切りを重ねまして。良い状態でダービーに持っていけるかなと思います。日々のケアであったり、調教の内容であったり、普段やっていることをこなすというところですね。それに応えてくれた、ここまで来てくれた馬も偉いなと思います。

(1週前はCWコースを川田騎手で追い切り)ちょっと強めの負荷を掛けたかったので、しっかりと時計も出していますし、ジョッキーも納得できる動きをしてくれたかなと思っています。(最終追い切りは)CWコースを1周半で、半マイルか5ハロンで時計になっていれば良いかなという感じで、道中はリズム重視で。引っ張り過ぎずにリズム良く運んでくれればというところですね。終いはサッと馬が気持ち良く動けるところでギアを1つずつ上げていくイメージですよね。本当に順調に追い切りを終えられたかなと思います。(ザ石の影響も問題ない?)はい。それは大丈夫です。

(今回も結果的に間隔が開いたが?)本当に、結果的に間隔が開いたというのが正しい表現だと思います。休み明けでも上手に走れる子ですので、その辺は心配していないです。間隔が開いたことよりも距離の方がまだやっぱり不安は残りますね。前走の内容から考えると、もう少し力みは取れて欲しいかなという感じはあります。でも、学習能力の高い子ですので、こなせるんじゃないかなという半面と、初めての距離や当日の雰囲気も不安の半面も両方あります。普段から意識をしていますけど、やっぱり実際の競馬と繋がるかどうかは競馬に行ってみないと分からないですね。左回りは上手に走ってくれるかなというイメージはあります。

(枠については)抽選ですし、どこが当たるかは分からないですので、希望はないですけど、正直こだわりはないです。やっぱりスタートが良いので、極端な枠じゃなければ良いかなと思っています。全ての馬が相手だと思います。G1を勝っている馬がいますし、評判馬もいますので。18頭全部に勝つチャンスがあると思っています。

(レースプラン)位置取りというより、ダノンプレミアムのリズム重視で行って欲しいなというところですね。前回、皐月賞では出られずに残念な思いをしているので、今回に向けて馬はしっかりとウチの調教に耐えてくれて、良い状態で出せられると思っています。あとは当日まで無事に持っていければと思います」

ダノンプレミアム

ダノンプレミアムについて語る中内田師