トレセンレポート【大阪杯】ヤマニンキングリー

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大阪杯から再スタートを切るヤマニンキングリー(牡5、栗東・河内厩舎)は、2000mのスペシャリスト。昨秋の天皇賞・秋(7着)を除く6戦は、すべて3着以内に食い込んでいる。昨夏の札幌記念では、ブエナビスタを降して優勝した実績の持ち主だ。

今回はジャパンC(鼻出血を発症して18着)以来となるが、きちんと立て直され、仕上がりは上々。調教パートナーの安藤賢一調教助手も、こう胸を張る。
「気性的にいきなり動けるタイプ。それに、これまでの休み明けで一番のデキじゃないかな。放牧に出すとガレてしまう馬が、今回はいい体で戻ってきた。加減せずにしっかり乗り込めたからね」

同馬は、5月16日(日)に行われる国際GⅠのシンガポール航空インターナショナルカップ(クランジ競馬場、芝2000m)に選出されている。今回は重要なステップ。
「芝が深いシンガポールの馬場は向くと思うし、チャンスはあると見ているんだ。ここで弾みをつけ、いいかたちで海外遠征に向かいたい」

ヤマニンキングリー
(牡5、栗東・河内厩舎)
父:アグネスデジタル
母:ヤマニンアリーナ
母父:サンデーサイレンス
近親:ヤマニンメルベイユ
通算成績:20戦6勝
重賞勝利:
09年札幌記念(G2)
08年中日新聞杯(G3)