4/3(土)の中山競馬場

トピックス

●内田博幸騎手が1日3勝の固め撃ち!

土曜日の中山競馬で、内田博幸騎手が1日3勝をあげる活躍を見せた。

昨年146勝をあげ全国リーディングに輝いた内田騎手だが、今年は年明けの落馬負傷の影響もあり、3月28日終了時点で14勝。
43勝をあげトップを走る横山典弘騎手に29勝差をつけられているが、ここから反撃を開始する。

本日最初の勝利は第3レースの3歳未勝利戦。
ジャストザシーズンに騎乗し、1.9倍と断然の1番人気に応えた。

内田騎手のコメント
「イレ込みはありましたけど、感じは良かったです。前回のレースで左海騎手がしっかり追ってくれていたので、今回も馬が応えて伸びてくれました」。

2勝目は第10レースの安房特別でフェニコーンを勝利に導いた。(画像はフェニコーン)

内田騎手のコメント
「中途半端な位置で競馬をしたくなかったので、後ろから行きました。流れに合わせて上がって行きました。力通りに走ったと思います」。

最後は最終レースの4歳上1000万下で、自身が所属する嶋田潤厩舎のベルモントガリバーとのコンビで勝利をあげた。

内田騎手のコメント
「3歩めで引っくり返りそうになりましたけど、よく持ち直してくれました。今日は力が上でしたね」。

2年連続の全国リーディングを獲得出来るか、内田騎手の活躍に注目だ。

●和田正一郎調教師がJRA初勝利。

第4レースの障害未勝利戦で、浜野谷憲尚騎手が騎乗したコンフェルヴォーレが優勝。
同馬を管理する和田正一郎調教師にとって、これがJRA初勝利となった。

和田正一郎調教師は「昨年6月に地方交流で勝って以来、久々の勝利になりますので、その間は預けていただいている馬主の方々や、応援してくださっている方々に申し訳なく思っていました。1つ勝ったので、今後はもっと成績を上げられるように頑張ります」と、初勝利の喜びを語った。

手綱を取った浜野谷騎手は「返し馬から元気が良かったです。腰が弱いところがあるので、テンは無理せずにジワーッと行きました。この内容なら上でも通用しそうですね」とレースを振り返り、笑顔を見せた。

●メインレースの船橋ステークスは8番人気のリキサンファイターが優勝。

メインレースの船橋ステークスは、村田一誠騎手騎乗のリキサンファイターが、8番人気の評価を覆して1着となった。

レース後、村田騎手は「前回は体重は戻っていたけど、攻め馬で息がもうひとつだと感じたので、後ろからレースをしましたが、今回は勝負だと思って押して行きました。行く馬は決まっていたし、全部思っていた通りになりました。元々このクラスでも勝っていますし、調子が普通ならやれる馬ですよ」とレースを振り返り、会心の表情を浮かべた。

●第6レースの3歳500万下でホローポイントが圧勝。

第6レースの3歳500万下(ダート1800m)は、柴田善臣騎手騎乗のホローポイントが能力の違いを見せつけ圧勝した。

「母親のシーディザーブスもウチにいた馬ですからね。愛着がありますよ」と、加藤征弘調教師が語るホローポイントが、期待通りの完勝劇を演じた。
「相手に合わせるような競馬はしないように、と鞍上とも話していました。今日も仕掛けているわけではなく、自分のペースで進めました。相手が来れば来るだけ伸びましたね」と、加藤征調教師は満足そうにレースを振り返り「このあとは京都か兵庫に向かうかもしれません。とにかくユニコーンステークスは使ってみたいですね」と、今後のプランを語った。

●今後も注目!その他のレースの勝ち馬コメント

■第1レース・マチカネユウビ
吉田豊騎手のコメント
「初めての競馬なので、スタートもいまひとつで後方からになって、砂を被ってしまいましたが大丈夫でした。3コーナーから4コーナーでペースが上がったときもついて行けましたよ。外に出したら伸びそうな手応えがありましたが、その通り伸びてくれましたね」

■第2レース・シルクファルシオン
北村宏司騎手のコメント
「スタート五分に出て、押していきました。馬の調子が良かったので、良いポジションを取れました。前回は頭が高い走りでしたけど、今日は良くなっていましたよ。終いも踏ん張り返してくれましたし、一回使って良くなっていますね」

■第5レース・ドリームバスケット
松岡正海騎手のコメント
「イメージと違いましたね。攻め馬ではあまり行かないのに、返し馬ではかかり気味に行きました。ブリンカーもきいていますね。距離は1400~1600がベストだと思います。この内容なら上でも通用します。良い競馬でした」

■第7レース・クラブトゥギャザー
江田照男騎手のコメント
「前より真面目に走るようになってきましたけど、まだフワフワするところがあります。でも、距離が長いのでかえって良かったかもしれません。4コーナーで抜けてからは遊んでいましたけど、しっかり走ってくれました。頑張っていますよ」

■第8レース・ブライトアイザック
江田照男騎手のコメント
「『状態は良い』と聞いていた通り、上手く調整してくれていました。パドックのあたりから興奮するようですけど、あのくらいのイレ込みなら大丈夫です。スピードがあるので出たなりの競馬をしました。競馬が上手な馬ですね」

■第9レース・トウカイメロディ
吉田隼人騎手のコメント
「ゲートをきちんと出して、折り合いだけ気を付けようと思っていました。ゲートの中では落ち着いていましたけど、モサッと出たのでそのまま後方から進めました。最後切れるのは分かっていたので、それを信じて乗りました。スローなので前の馬が残るかなと思いましたけど、よく頑張ってくれました。使うごとに良くなっているので、このまま無事に行って欲しいです」

●次に期待!のこの一頭。

■第4レース・障害未勝利(ダート2880m)
5着→シルクパナシア
五十嵐雄祐騎手のコメント
「今日は障害が初めてだったので、トビにバラつきがありましたけど、次はしっかりして来ると思います。今日も掲示板はあると思っていました。近いうちにチャンスはありますよ」