後藤騎手「流れが向いてきた」/ダービー卿CTレース後のコメント

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10年4月4日(日)、3回中山4日目11Rで第42回 ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)(芝1600m)が行なわれ、後藤 浩輝騎手騎乗の7番人気・ショウワモダンが、マイネルファルケにハナを譲るように2番手からレースを進めると、直線、マイネルファルケとの競り合いをしぶとく制して重賞初勝利。勝ちタイムは1:34.3(良)。

2着には1馬身差で逃げた4番人気・マイネルファルケ(牡5、美浦・萱野厩舎)、3着には、好位から粘り込んだ5番人気・サニーサンデー(牡4、美浦・谷原厩舎)が続いて入線した。なお、1番人気に支持されたトライアンフマーチは10着に敗れた。

関係者のコメントは以下の通り。

1着 ショウワモダン(後藤浩騎手)
「パドックで跨った瞬間、背中からやる気が伝わってきた。ビリビリしたものがね。きょうは違うぞと思った。早めに返し馬に下ろし、いい精神状態でゲートインできたよ。マイネルファルケの逃げは想定していて、内のサニーサンデーを押さえ込むことに集中した。それがうまくいき、直線で前の目標を交わすタイミングもイメージどおり。これで3週連続の重賞勝ち。36歳になったら、なぜか流れが向いてきたね」

2着 マイネルファルケ(石橋脩騎手)
「無理なく好スタートを切り、道中もいい感じで進めた。これなら大丈夫だと思ったが。この馬の特徴を考え、意識的に早めに離していけたのに。3着とは差があるし、持ち味は生かせた。どうしても、なにか1頭にやられている。力があるのに、かわいそうなタイプ。初めて乗ったが、傍で見ているイメージより、はるかに良さを感じた」

3着 サニーサンデー(吉田隼騎手)
「前に壁をつくって、脚をためることができましたが。終いはよく伸び、収穫でした」

(谷原調教師)
「スタートで前に入られたからね。あれが痛かった」

4着 フィフスペトル(蛯名騎手)
「うまく流れに乗れ、いいかたちだったけど。上がりが速く、前も止まらなかった」

6着 タケミカヅチ(柴田善騎手)
「ゲートでもたれかかり、スムーズに出なかった」

7着 リザーブカード(内田博騎手)
「力のある馬だし、終いはじわじわ伸びている。もっと思い切った戦法を取ったほうが良かったかも」

9着 アーバンストリート(柴山騎手)
「最後はじりじり来ているが、馬群をさばくのに苦労して。この上がりだしね」

10着 トライアンフマーチ(岩田騎手)
「前走は力んでいたので、我慢させる競馬をした。内枠なら違ったと思うが、思ったより弾けなかったのも事実だね

13着 ヤマニンエマイユ(吉田豊騎手)
「ペースが合わなかった」

16着 ファリダット(安藤勝騎手)
「あの位置でじっとしていたら届かないしね。もっと極端な競馬がいいのかもしれないが、一瞬しか脚が使えない。GⅠで3着した馬で、これが実力ではないが、難しさも残る」

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