【高松宮記念】戴冠目指して「父以上の結果出したい」 ダノンスマッシュ北村友騎手

ダノンスマッシュ

20日、高松宮記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

京阪杯、シルクロードSを連勝中と波に乗るダノンスマッシュ(牡4、栗東・安田隆厩舎)は、坂路コースで4F51.3-37.4-24.3-12.4秒をマークした。ここ6戦騎乗し、自身も初の中央G1制覇をを目指す北村友一騎手のコメントは、以下の通り。

【北村友一騎手のコメント】
「(有力馬で迎える心境)ダノンスマッシュとよくここまで来れたと思っていますし、僕も凄く楽しみにしています。

(最終追い切りの手応え)この馬の追い切りは僕が乗ってきたので、いつもの調教パターンで一週前に強い負荷をかけて、当週はリラックスさせ乗りましたが、本当にリラックスしていて順調に来ています。臨戦態勢は整ったと思います。

(前走を振り返って)直線の判断が好判断かは分かりませんが、4コーナーから一瞬進路がなくて、その後進路が見えた後、馬が反応できる態勢にあったので、自信を持って外に出せました。

(この馬の強さはどのあたりですか)すごくギアチェンジが上手く、対応力がありますね。賢く操縦性もいいです。

(マイルからスプリント路線に移って変化はありますか)最後まで集中力が持つようになりましたね。気性的にスプリントのほうがいいです。

(左回りの中京コースについて)結果から見るとファルコンSもNHKマイルも崩れていますが、その時よりバランスは改善されてますし、距離も1200mですから、今なら問題なく走れる、走ってほしいと思います。

(中京の馬場状態について)中京は傾向がコロコロ変わりますから、先週までは内2頭分が悪く感じましたが、あまり先入観を持たず、その日の傾向で考えたいと思います。

(意識する馬はいますか)特にいませんが、僕も乗っていたモズスーパーフレアは二の脚が本当に速く、テンから速いタフな競馬になると思います。

(ポジションは)モズスーパーフレアも有力馬で注目したいですが、この馬のリズムで、いいバランスで走れればと思います。枠も特にここが嫌などそういうものはないです。それ以上に枠の並びは重要だと思います。

(厩舎も、スタッフも、ロードカナロアと同じですね)4歳の時の父カナロアも京阪杯、シルクロード、高松宮記念と同じローテーションですし、もちろん父を超えたいという思いはあります。

(北村騎手ご自身も悲願のG1獲りが掛かります)僕自身もそうですが、まずはG1で人気する馬に乗れることが重要です。結果を出したい気持ちはもちろんありますが、まずはこの舞台でダノンスマッシュに乗れること、結果を出せることが自分のことより嬉しく思います。

(本番へ向けて意気込み)スタッフみんな相談しながら一丸となってやってきていますし、4歳時の父カナロアと同じ臨戦過程で、それ以上にいい結果を出したいですし、ダノンスマッシュが気分良く、リズム良く走れるよう僕も一生懸命頑張ります」

ダノンスマッシュ