【ヴィクトリアM】ソウルスターリングと初コンビ武豊騎手「柔らかさと力強さ兼ね備えている」

ヴィクトリア

芝コースで武豊騎手を背に追い切られたソウルスターリング

8日、ヴィクトリアマイル(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、府中牝馬ステークス10着のソウルスターリング(牝5、美浦・藤沢和厩舎)は、武豊騎手を背に南芝コースで追われ、4F49.2-34.0-11.6秒をマークした。

【武豊騎手のコメント】
「柔らかさと力強さ兼ね備えていますし、こういう乗り味の馬はなかなかいませんよ。G1を2勝しているだけあって、さすがに良い馬ですね。厩舎サイドからは少し難しいところがあると聞いていましたし、これまでのビデオを見てもそういう面がありそうだと感じました。最終追い切りは単走でやりましたが、難しさはありませんでしたし状態は良さそうです。スピードはすごくありますがコントロールが難しそうですし、初めて乗りますがマイルは良いのではないかと思います。

藤沢先生から、美浦にきて追い切りに乗ってくれと話すくらいなので、何かあるのかと思ってワクワクしてきましたが、最終追い切りで乗って更に楽しみになりました。段々と掛かるところが出てきているようで、確かに難しそうな馬ですし、実際に乗らないと分からないこともありました。今回追い切りに乗ったことを生かしたいですし、牝馬限定の東京マイルという条件でこの馬にとってはターゲットになるレースだと思うので、期待に応えたいです」

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福永騎手を背に南Wコースで追い切られたプリモシーン

●前走、ダービー卿チャレンジトロフィー2着のプリモシーン(牝4、美浦・木村厩舎)は、福永祐一騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.6-38.0-12.4秒をマークした。

【木村哲也調教師のコメント】
「馬自身がアグレッシブで前向きになっていますし、こういう状態のときにジョッキーを乗せてコントロールがきくのかなどを確かめようと思って最終追い切りをやりました。しっかり併せ馬でやって変な力みがないか確かめましたが、思っていた通り動きが良かったです。ジョッキーは前走の返し馬で乗る前からこの馬の課題を分かっていましたし、レースを経験して現状のプリモシーンについても分かってもらえましたからね。前走から今回に向けてのプリモシーンの変化を感じてもらえればと思っていましたが、張る面が改善されているなという感触は掴んでもらえたかと思います。東京マイルも問題ありませんし、どんな競馬をしてくれるか楽しみにしています」

【福永祐一騎手のコメント】
「最終追い切りは先行馬についていって、ゴール板を過ぎてからも1ハロンやりました。これまでこの馬の追い切りに乗ったことがないので比較はできませんが、反応、動き共に良かったです。止めるときも馬は元気一杯でしたし、体もできていると思います。基本的に左に張るところがありましたが、厩舎サイドに話して修正してもらったことで今回はそういう面は抜けていました。これまで左回りでは内にモタれるところを見せていましたが、今回は以前ほどではないと思います」