【新馬チェック】注目の一戦からサリオスが星5つゲット!

サリオス

大物感たっぷりのサリオス

◆6月2日(日)3回東京2日目5R 2歳新馬(芝1600m)
サリオス(牡2、美浦・堀厩舎) D.レーン騎手
父:ハーツクライ
母:サロミナ
母父:ロミタス
レース評価:★★★★★

534kgの大型馬で、父はハーツクライだけに本来なら仕上がりは遅いイメージすらあるが、調教の動きも良く2番人気に推されていた。中団で運ぶと、直線の反応鋭く、上がり3F33.1の末脚を繰り出して他馬を圧倒した。騎乗したレーン騎手も「新馬ですが落ち着いていました。いいスタートを切って、前に1頭馬を置いてスムーズに運べました。瞬発力も素晴らしく、持続力もありますね。能力のある馬です」とその素質を絶賛する。母はドイツオークスの勝ち馬で、血統も重厚。今回はマイルを使ったものの、この先距離が延びて更に良さが出そうである。豪快なフットワークにかなりの将来性を感じる一戦となった。

◆6月2日(日)3回東京2日目6R 2歳新馬(芝1600m)
モーベット(牝2、美浦・藤沢和厩舎) ルメール騎手
父:オルフェーヴル
母:アイムユアーズ
母父:ファルブラヴ
レース評価:★★★★☆

クラブの募集段階から評判になっていた馬。母のアイムユアーズは重賞4勝の名牝で、6月にデビューするなど仕上がりも早かった。本馬も母同様6月デビュー。スタートで出遅れたものの、すぐにリカバリー。直線をいい手応えで向いて、直線では外から突き抜ける圧勝劇を披露した。騎乗したルメール騎手も「切れ味がありますね。スタートは少し遅かったですが、少頭数だったので問題はありませんでした。物見はしていたものの、流れに乗れましたし、いい瞬発力を見せてくれました」と素質を賞賛する。オルフェーヴル産駒だけに気性に難しいところが出てしまう可能性はあるものの、来春に向けて、まずは好スタートといったところだろう。

モーベット

クラブの評判馬だったモーベット

◆6月2日(日)3回阪神2日目5R 2歳新馬(芝1400m)
タイセイビジョン(牡2、栗東・西村厩舎) 石橋脩騎手
父:タートルボウル
母:ソムニア
母父:スペシャルウィーク
レース評価:★★☆☆☆

栗東坂路で好時計を出していた馬で、ここでも人気に推されていた。道中は中団を追走すると、早めに前に取りついて後続を突き放す完勝劇。ここでは完成度と仕上がりが他馬とは一線を画していた恰好だ。母のソムニアは函館2歳Sで3着があったように仕上がりが早かった。この馬も仕上がりは早く、早期の重賞戦線で活躍できるだけのものをもっているが、タートルボウル産駒らしくテンションが高め。使ったことで、今後テンションが上がらなければ重賞でもやれるだけの力はあるだろう。

タイセイビジョン

人気に応えて押し切ったタイセイビジョン