【ユニコーンS】成績表に載らない不利!スムーズな競馬で狙うは1着!…パトロールビデオ調査隊

<前走で不利を受けた馬リスト>

●6月16日(日)東京11R・ユニコーンS(ダート1600m)
ノーヴァレンダ(牡3、栗東・斉藤崇厩舎)

前走:3月31日(日)中山10R・伏竜S(ダート1800m) 5着

3連勝で全日本2歳優駿を制し、その後3ヶ月の休み明けで迎えた前走の伏竜S。3番枠からスタートするとインの3番手を追走したものの、直線はまったく伸びず、5着に敗れた。何か大きな不利を受けたわけではないのだが、パトロールビデオを見ると分かるように、コーナーで砂を被ると頭を上げるところがあり、最後の直線でも頭が上がっていた。

これまでデビューから4戦、しっかり砂を被る競馬をやってこなかった分、初めて砂をしっかり被って戸惑ったのだろう。騎乗した石橋脩騎手も「砂を被ると良くないですね。外目からスムーズに運ぶ形ならいいと思います」と語っていたが、今回は8枠14番を引くことができた。距離短縮も歓迎だろう。スムーズな競馬で巻き返したい。


◆先週の結果◆

★日曜東京11R・エプソムC レイエンダ 1着(5人気)
前走のメイSは3ヶ月ぶりの実戦で、後方からの競馬。直線では外に持ち出されたが、内を走っていたブレスジャーニーとショウナンバッハが何度も接触し、そのアオリを受けてレイエンダも接触。追えなくなるシーンがあった。今回はルメール騎手に乗り替わり、2番手につける積極的な競馬。1000m通過タイム63.9というスローペースもプラスに働き、前走9着から一変。見事1着。

2番手でスムーズに運べたことも勝因だろうが、前走騎乗したアヴドゥラ騎手が「返し馬の時から馬場を気にしていたように、今日の馬場はこの馬にとって硬過ぎました」と言うように、雨が降って少し柔らかくなっていた馬場もちょうど良かったのだろう。柔らかめな馬場なら次も期待できそうだ。

★日曜阪神11R・マーメイドS ランドネ 15着(3人気)
ここ2走はまったくと言っていいほどツキに見放され、2走前の中山牝馬Sは直線で進路がなくなりほとんど追えず、前走の福島牝馬Sは道中インの好位につけるも、直線残り200mのところで外から斜行された影響で思いっきり挟まれてしまった。巻き返しを狙った今回は先行するも、直線伸びず15着に大敗してしまった。

ただこれは仕方ない面もある。1着サラスが4角15番手、2着レッドランディーニ、3着スカーレットカラーがそれぞれ4角9番手、掲示板に載った馬が全て後方待機勢だったように、緩い馬場で息の入らない流れになったことで、前に行った馬が総崩れに。ランドネも例外ではない。

騎乗したM.デムーロ騎手が「最後は止まってしまった」と言うように、今は2000mも少し長いのかもしれない。1800mの開幕週などなら巻き返せる可能性はある。このレースで先行して負けた馬たちは次走以降注意を払いたい。