トピックスTopics
マイラーズC/平林雅芳の目
2010/4/20(火)
土曜阪神10R
マイラーズC(GⅡ)
芝1600m
勝ちタイム1.32.9
勝ち馬:リーチザクラウン(牡4 栗東・橋口厩舎)
■価値ある勝利!リーチザクラウン、マイル路線を確立だ!
やはりマイルは最適の舞台。前半やや行きたがっていたが、3コーナー過ぎからは折り合いもついたリーチザクラウン、4コーナーを3番手で廻り追い出しは残り1ハロンあたり。しかし最内から一気にトライアンフマーチが先に出たように見えた。それをもう一度外からねじ伏せる勝利。以前のマイルでの勝利と違う内容での勝ち方。これで今までモヤモヤしていた感じを払拭したようなリーチザクラウン。マイル路線に、もっとも怖いニューフェイスが現れたと思える・・。
外のマルカフェニックスが、今回ももたつきかげんのスタート。内でリトルアマポーラにキングストリートが、いち早いゲートの出だった。外からキャプテントゥーレが前に。と思う間もなくシルポートがダッシュを利かせて出て行き、2馬身ぐらい離しての逃げとなった。結局、2番手にもタマモナイスプレイが上がり、キャプテントゥーレが3番手で3コーナーを過ぎていった。
1000メートルを58.6のラップで飛ばすが、今の馬場状態ならべらぼうに速いペースでもない。
リーチザクラウンも、外からスッと上がって行き、3番手あたりにつけた。ここらでは、最後方グループの一番内にトライアンフマーチが位置しているのが判った。そして先行集団が、4コーナーへと向かった。
前2頭は変わらず、リーチザクラウン3番手、そのすぐ後ろにスーパーホーネットで、その後ろにスマイルジャック。セイウンワンダーは最後方グループのちょい前に位置していた。
4コーナーを廻り直線へと入って来たて、馬群が凝縮された。最後尾グループのトライアンフマーチも、一遍に前との差がなくなった。直線に入って最初に目に付いたのが、リーチザクラウンの後ろにいたキャプテントゥーレ。前へ出たくて外スーパーホーネットとの間に入ろうとするが、スペースが開かず、やむなく内へ進路を切り替えて来た。
そんな動きがあったその後ろでも、セイウンワンダーがやはり前が開くのを待っているが、開かない。待ち時間がけっこうあった。
外回りコースでの直線は、内に生垣を通る。その生垣の切れ目のあたりで、トライアンフマーチが前へと進出を開始。最初はユックリだったが、前が完全に開いたと思いきや、一気に追い出して一瞬にして一番前に出た。
外ではジワッと先頭にリーチザクラウンが立っていた。すでに追い出しにかかっていた時期。
一瞬トライアンフマーチに前に出られた感じだったリーチザクラウンだったが、鞍上の安藤勝Jがもう一度しゃくると、スッとトライアンフマーチより先に出た様子。そしてそこがゴールであった。
着差は僅かにクビ差。でも明らかに外リーチザクラウンが前に出ていたのが判るタイミングだった。
3着は少し内へ進路を取ったキャプテントゥーレが伸びて来ていたが、前とは決定的な差があった。
そして4着は、外のスマイルジャックが伸びていたが、さらに内をセイウンワンダーがやっとエンジンがかかって伸びていた。
スーパーホーネットは、キャプテントゥーレを出さないほどの位置にいたのに伸びもなく、9着惨敗であった。
一旦は先頭に立ったトライアンフマーチ、それをゴール前でもう一度伸びて封じたリーチザクラウン。
最後の上がり3ハロンが11.3~11.1~11.9。この最後の1ハロンを二度脚を使っての差し切りと、味な内容を示したのが大きい。やはりマイルだとこういった芸当が出きるものなんだろう。
以前から武豊Jがマイル路線を楽しみにしていた馬。それは橋口師も同じ気持ちだったはず。今回それが証明されて、一層の確信を持って安田記念へと向かうリーチザクラウン。
お待ちかね真打ちが登場といっていいものだろう。
そしてトライアンフマーチ。前に壁が出来て折り合った時は凄い切れ味を発揮するこの馬も、やはりいい物を持っている馬。
これからまた、いいライバルとして戦うものだろうと思える一戦でありました・・・。
マイラーズC(GⅡ)
芝1600m
勝ちタイム1.32.9
勝ち馬:リーチザクラウン(牡4 栗東・橋口厩舎)
■価値ある勝利!リーチザクラウン、マイル路線を確立だ!
やはりマイルは最適の舞台。前半やや行きたがっていたが、3コーナー過ぎからは折り合いもついたリーチザクラウン、4コーナーを3番手で廻り追い出しは残り1ハロンあたり。しかし最内から一気にトライアンフマーチが先に出たように見えた。それをもう一度外からねじ伏せる勝利。以前のマイルでの勝利と違う内容での勝ち方。これで今までモヤモヤしていた感じを払拭したようなリーチザクラウン。マイル路線に、もっとも怖いニューフェイスが現れたと思える・・。
外のマルカフェニックスが、今回ももたつきかげんのスタート。内でリトルアマポーラにキングストリートが、いち早いゲートの出だった。外からキャプテントゥーレが前に。と思う間もなくシルポートがダッシュを利かせて出て行き、2馬身ぐらい離しての逃げとなった。結局、2番手にもタマモナイスプレイが上がり、キャプテントゥーレが3番手で3コーナーを過ぎていった。
1000メートルを58.6のラップで飛ばすが、今の馬場状態ならべらぼうに速いペースでもない。
リーチザクラウンも、外からスッと上がって行き、3番手あたりにつけた。ここらでは、最後方グループの一番内にトライアンフマーチが位置しているのが判った。そして先行集団が、4コーナーへと向かった。
前2頭は変わらず、リーチザクラウン3番手、そのすぐ後ろにスーパーホーネットで、その後ろにスマイルジャック。セイウンワンダーは最後方グループのちょい前に位置していた。
4コーナーを廻り直線へと入って来たて、馬群が凝縮された。最後尾グループのトライアンフマーチも、一遍に前との差がなくなった。直線に入って最初に目に付いたのが、リーチザクラウンの後ろにいたキャプテントゥーレ。前へ出たくて外スーパーホーネットとの間に入ろうとするが、スペースが開かず、やむなく内へ進路を切り替えて来た。
そんな動きがあったその後ろでも、セイウンワンダーがやはり前が開くのを待っているが、開かない。待ち時間がけっこうあった。
外回りコースでの直線は、内に生垣を通る。その生垣の切れ目のあたりで、トライアンフマーチが前へと進出を開始。最初はユックリだったが、前が完全に開いたと思いきや、一気に追い出して一瞬にして一番前に出た。
外ではジワッと先頭にリーチザクラウンが立っていた。すでに追い出しにかかっていた時期。
一瞬トライアンフマーチに前に出られた感じだったリーチザクラウンだったが、鞍上の安藤勝Jがもう一度しゃくると、スッとトライアンフマーチより先に出た様子。そしてそこがゴールであった。
着差は僅かにクビ差。でも明らかに外リーチザクラウンが前に出ていたのが判るタイミングだった。
3着は少し内へ進路を取ったキャプテントゥーレが伸びて来ていたが、前とは決定的な差があった。
そして4着は、外のスマイルジャックが伸びていたが、さらに内をセイウンワンダーがやっとエンジンがかかって伸びていた。
スーパーホーネットは、キャプテントゥーレを出さないほどの位置にいたのに伸びもなく、9着惨敗であった。
一旦は先頭に立ったトライアンフマーチ、それをゴール前でもう一度伸びて封じたリーチザクラウン。
最後の上がり3ハロンが11.3~11.1~11.9。この最後の1ハロンを二度脚を使っての差し切りと、味な内容を示したのが大きい。やはりマイルだとこういった芸当が出きるものなんだろう。
以前から武豊Jがマイル路線を楽しみにしていた馬。それは橋口師も同じ気持ちだったはず。今回それが証明されて、一層の確信を持って安田記念へと向かうリーチザクラウン。
お待ちかね真打ちが登場といっていいものだろう。
そしてトライアンフマーチ。前に壁が出来て折り合った時は凄い切れ味を発揮するこの馬も、やはりいい物を持っている馬。
これからまた、いいライバルとして戦うものだろうと思える一戦でありました・・・。
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2024/5/3(金) 馬術大会参戦!!【高田潤コラム】
- 2024/5/3(金) 【NHKマイルC】春のG1予想5連勝中!絶好調アンカツが注目「2強」に割って入る逆転候補
- 2024/5/3(金) NHKマイルCはロジリオンと一発を狙う!【戸崎圭太コラム】
- 2024/5/3(金) 初の東京で見事勝利し勢いに乗り越後路へ!初東京のウラ側と返し馬の学び【永島まなみコラム】
- 2024/5/3(金) 【新潟大賞典】超シンプルでも破壊力抜群!複勝率8割超え「極レア条件」該当馬
- 2024/5/3(金) 【NHKマイルC】1番人気馬7連敗中!荒れるG1で発見「好走馬の法則」に合致した伏兵2頭
- 2024/5/2(木) 今週の府中は賑やかそうです【柴田大知コラム】
- 2024/5/1(水) 【かしわ記念】船橋に吹いた復活の風!川須騎手&シャマルが逃げ切りG1初制覇