トレセンレポート【高野容輔騎手】

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先週の中山大障害をメルシーモンサン(牡5、栗東・武宏厩舎)で制した高野容輔騎手。自身の今年初勝利が障害重賞初勝利。
更にパートナーのMモンサンも、戦前は障害で1勝を挙げただけで、同厩舎・馬主で1番人気のメルシーエイタイムを差し置いての快勝だけに、正に障害レースならではの大金星と言える。

「レース前は、1勝馬で出られるかどうかもわからなかったですし、出られた事だけでも正直嬉しかったですね。
しぶといタイプで器用さもないので、スタミナを活かせる様にバンケットの辺りからロングスパートをかけたんですが、あれだけ時計がかかったとはいえ、前に行った馬も最後は失速していたように、楽なペースではなかったのも良かったと思います。
直線は普段はそんな事はないのに、ステッキが馬のたてがみにひっかかってしまうくらい必死でした。」と、喜びもひとしおといった様子。

同馬の今後については、「前から4000mを超える距離のレースを使いたかったんですけれど、これで賞金的にも使う事ができますね。
暮れの大障害も今回2着だったら賞金的に厳しくなっていたところですが、何とか勝てたので、秋も楽しみにしています」と、早くも今後を見据えている。

高野 容輔
(こうの ようすけ)
1983年10月29日生まれ
[初免許年] 2002年
[所属] 栗東・フリー
[初騎乗] 2002年3月2日1回中京1日目2R ベルモントジャック (16着/16頭)
[初勝利] 2002年6月30日3回阪神6日目12R ウエスタンデンコー
[今年度成績] 30戦1勝(うち障害21戦1勝)
[生涯成績] 1392戦48勝(うち障害238戦13勝)

メルシーモンサン
(牡5、栗東・武宏厩舎)
父:アドマイヤベガ
母:カネショウダイヤ
母父:ダイヤモンドショール
近親:メルシータカオー
通算成績:21戦2勝(うち障害11戦2勝)
重賞勝利:10年中山グランドジャンプ(G1)