【菊花賞】ワールドプレミアを駆る武豊騎手「最年少記録と最年長記録を狙っています(笑)」

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16日、菊花賞(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走神戸新聞杯3着のワールドプレミア(牡3、栗東・友道厩舎)は栗東坂路で最終調整。5F54.4-39.7-26.0-12.7秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での武豊騎手のコメントは以下のとおり。

【武豊騎手のコメント】
(先週の追い切りの印象)追い切りの動きは良かったですね、いい感じで走っていました。

(これまでとの比較)自分が乗った調教の中では、一番いい動きに感じました。

(この馬の良い部分)良血馬でデビュー前から期待の大きかった馬ですが、馬体も素晴らしいですし、ただ競馬でまだ全力を出し切れていないような感じのレースが春までは続いていたんですけれど、前走休み明けで距離も初めてでどういう走りをするかなと思っていたんです。なかなかいい走りをしてくれたので、夏を休ませたことがいい方向に行っているのかなとは思いました。

(友道師は3~4角位からの反応が良かったと話しているが)そうですね。いつも3~4角位で少し手応えが悪くなって置かれることが多かったんですけど、前回はそういうこともなく、スローペースだったんですけど、直線かなり速いラップになって少し心配したんですけどしっかりと伸びてくれたので、その辺は春と違いましたね。

(上がりも32秒3、サートゥルナーリアと同じだったが)馬場状態も最高に良かったですし、スローペースということで当然上がりが速かったんですけど、それでもちょっとこの馬のイメージが変わるような走りができたので、それは良かったですね。

(まだまだ奥がありそうか)はい、まだキャリアも浅いし気性的にもまだ幼い馬ですが、その辺がもう少し成長して欲しいなというのは前回も思いました。

(距離適性について)前回2400mをこなしてくれたので、3000mでもやれるんじゃないかなとは思います。ベストとは言いませんが、こなせるんじゃないかなとは思います。

(3000mを克服するために大事な事)距離が長くなると時間も長くなりますから、菊花賞は3分少しかかりますから、やはり折り合いというか馬の気分というか、そういうのは大事になってくると思いますし、そういう意味ではそれほど折り合いには気を使わなくてもいいのかなと思う馬なので。ただ他頭数は、レースが器用じゃないのでその辺がちょっと。18頭立てというのは心配です。スタートも上手じゃないですし。

(過去4勝の菊花賞、今年は)最年少記録と最年長記録を狙っています(笑)。

(新しい時代に変わったが)令和になってからG1でまだ良い成績を出していないので、早く勝ちたいなという気持ちはあります。

(ディープインパクト産駒で臨む思い)走る馬が多いですからね。期待は大きいですし、いろんな意味で今回勝てたら嬉しいなとは思います。ただ相手も強いですし、まだまだ格下の馬なので思い切って挑戦という感じです。

(ファンへのメッセージ)馬のほうは良い状態で挑めると思いますし、僕自身もチャンスがあると思って思い切って乗ろうと思っていますので、応援してください。