ヘクタープロテクターが死亡

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新ひだかのレックススタッドで種牡馬生活を送っていたヘクタープロテクター(牡22)が12日、腸ねん転のため死亡したことがわかった。

ヘクタープロテクター(Hector Protector)は、父がWoodman(父の父がMr.Prospector)、母がKorveya(母の父がRiverman)。半弟にシャンハイ、全妹にボスラシャム、甥にシーロなど、近親に活躍馬を多く持っていた。

同馬は88年アメリカで生まれると、フランスで競走馬生活をスタート。2歳時には3つのGⅠを含む、6連勝の活躍で全欧2歳チャンピオンに輝くと、翌年も仏2000ギニー(GⅠ)などを制して8連勝を達成。その後もジャック・ル・マロワ賞(GⅠ)を快勝するなどマイル戦線を中心に活躍した。

引退後は日本で種牡馬入りしたが、一時的に豪州や英国でも供用された。種牡馬として、大物を輩出することはできなかったが、ブルードメアサイアーとしてアドマイヤメイン(ダービー2着)や、秋華賞馬のブラックエンブレムなどを輩出している。