【ヴィクトリアマイル】ブエナビスタが貫禄のGⅠ4勝目

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10年5月16日(日)、2回東京8日目11Rで第5回 ヴィクトリアマイル(GⅠ)(芝1600m)が行なわれ、横山 典弘騎手騎乗の1番人気・ブエナビスタが、直線外から豪快に伸びてGⅠ4勝目を挙げた。勝ちタイムの1:32.4(良)は、昨年のウオッカがマークしたタイムと同じレースレコード。

2着にはクビ差で8番人気・ヒカルアマランサス(牝4、栗東・池江郎厩舎)、3着には11番人気・ニシノブルームーン(牝6、美浦・鈴木伸厩舎)が続いて入線した。

レースはベストロケーション、ブラボーデイジーらが先手を主張。3F通過33秒8という速目の流れでレースが進んだが、ヒカルアマランサスは先頭集団とやや離れた4番手、ブエナビスタはレッドディザイアより後ろのポジションを追走。 直線半ばで各馬が一斉に外から伸びると、最後はいったんはヒカルアマランサスが抜け出したが、最後の最後で外からブエナビスタがヒカルアマランサスをとらえた。

勝ったブエナビスタは08年10月に「伝説の新馬戦」と称される一戦でデビュー。結果はアンライバルドの3着だったが、次走の未勝利戦を快勝すると、阪神JFも1勝馬ながら抽選を潜り抜け快勝。 3歳春を迎えても、チューリップ賞、桜花賞、オークスと5連勝を飾った。昨秋はなかなか勝ちきれないレースが続いたが、暮れの有馬記念で3歳牝馬ながら2着に健闘。 年が明けて4歳春の今年も京都記念を快勝。初の海外遠征となったドバイシーマクラシックでも並みいる海外馬相手に2着に好走していた。なお、デビュー以来、12戦全て1番人気に支持されている。

同馬は半兄に05年の菊花賞2着のアドマイヤジャパン、08年京都記念勝ちのアドマイヤオーラがいる血統。馬主は有限会社 サンデーレーシング、生産者は早来のノーザンファーム。馬名の意味由来は「素晴らしい景色、絶景(西)」。
騎乗していた横山典弘騎手は、本年は重賞10勝目、JRA重賞通算127勝目。管理する松田博資調教師はJRA重賞51勝目、うちGⅠは14勝目。ヴィクトリアマイルは騎手・調教師共に初勝利。スペシャルウィーク産駒はJRA重賞通算20勝目、うちGⅠは5勝目。
なお、牝馬のGⅠ4勝はウオッカ、ダイワスカーレット、メジロドーベルに続き、史上4頭目。海外遠征帰国帰国緒戦での優勝は、昨年のウオッカに続く記録。

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ブエナビスタ
(牝4、栗東・松田博厩舎)
父:スペシャルウィーク
母:ビワハイジ
母父:Caerleon
半兄:アドマイヤジャパン
通算成績:13戦7勝
その他のGⅠ勝利:
09年優駿牝馬(G1)
09年桜花賞(G1)
08年阪神ジュベナイルF(G1)





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