勝利コメント&研究員の目《後半》【5/23・東京】

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勝利コメント&研究員の目(5/23・東京6~12R)

●東京6R 3歳500万下(ダ1300m)

1着 ドロ(蛯名騎手)

「遊びながらも最後は決して抜かせないのだからスゴイね。もともと能力のある馬で、この距離でうまく折り合ったことが大きかったね」

・久々で馬体重プラス12キロだったが、見た目にも力強さがあり、人気にも期待が反映されていた。直線で抜かされるかと思ったが、並ばれてからが相当にしぶとく、能力の高さを見せつけてくれた。短距離ダートを主戦場とする3歳馬のスリーボストン、スターボード、ココカラなどの一線級との戦いを見てみたい。


●東京7R 4歳上500万下(ダ1600m)

1着 ザドライブ(内田騎手)
「腰の具合がよくなっていい状態だったよ。ゲートはうまく出たけどぶつかっちゃったね。でもコースロスなく脚をためられたおかげで、最後はいい脚を使ってくれたね」

3着 ジーガートップ(伊藤工騎手)
「外枠から外々を回した分の3着。馬場はパサパサで力の要るダートの方合いそうです」

・内田騎手4勝目。雨で湿った馬場のおかげで距離延長も問題なかった。使い詰めだったので少し休養をとったが、その効果が大きく、順調なら高い能力を発揮できることがわかったのは大きい。昇級でも適距離のダ千三・千四なら好勝負できそう


●東京8R カーネーションC(芝1800m)

1着 ブーケドロゼブルー(後藤騎手)
「以前乗った時よりパワーがついたおかげで安心して終いにかける競馬だできました。馬場は渋ったけど、これぐらいならこなせます。この馬は秋になるとますます良くなってきますよ」

2着 レインボーダリア(内田騎手)

「今日は馬場が合わなかったね。良馬場ならもっと伸びてるからね」

・前走のスイートピーSは、前の止まらない馬場ながら4角最後方。そこから上がり最速で5着だった。前走よりも前の位置でレースし、最後も弾けたのだからこれからも期待が持てる存在。ちなみにこの馬の半兄はコスモバルク


●東京9R 由比ヶ浜特別(芝1400m)


1着 ブレーヴゴールド(藤岡佑騎手)
「うまくスタートを決めてスムーズなレース運びができました。4角ではものすごい手応えだったのでどれだけ伸びるか期待したのですが、キッチリとその期待に応えてくれました。馬場や展開が向いたことも大きかったです」

・馬場悪化で馬力馬場が得意なマイネルラヴ産駒が見事な穴をあけた。この馬は展開がハマった時の脚は芝・ダート問わずすさまじい!また数戦惨敗して忘れたころにやってくる気がする。


●東京10R 薫風S(ダ1600m)

2着 ヒラボクワイルド(松田騎手)
「スタートも決まって勝ちパターンの競馬。でも勝ち馬の方が運があったみたい…。くやしいです!」

3着 メイショウヨシヒサ(安藤勝騎手)

「前に出そうとしたらハミを噛んでガーっと行きそうになりました。少し折り合いに不安がありますね。でも、この馬は折り合いさえ問題なければ、むしろもっと距離が長くなった方がいいくらいですよ」

・優勝馬はプロセッションだが、断然人気のヒラボクワイルドを競り落として見事に勝ち切ったのだから驚きだ。休養効果が大きかったのと、川田騎手の追う騎乗・緩い馬場がピッタリと合ったのだろう。2着ヒラボクワイルドは次走ももちろん「ぐりぐり君」に選定されるだろうが、再度勝ち負けできる。3着メイショウヨシヒサも昇級緒戦でこの内容なら楽しみは大きい。


●東京12R 東京クラウンP(芝1400m)

1着 ストロングリターン(内田騎手)
「能力のある馬だから末脚を信じて乗ったよ。1400mは折り合いもつくし、直線で馬場のいい外を突いたのも良かったね」

・内田騎手本日5勝目!休養明けでも十分に能力を発揮し、豪快な大外強襲を決めた。外伸び馬場になってくれたのも天運の恵み。次走、叩いて再度得意の東京ならオープン~GⅢでも好勝負できる。


by 研究員サトナカ