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【エリザベス女王杯】昨年はジェラルディーナ本命でズバリ!名手アンカツの神予想
2023/11/10(金)

07年エリザベス女王杯をダイワスカーレットで優勝している安藤勝己さん
昨年は自信の本命ジェラルディーナ(4人気)から、2着ウインマリリン(5人気)を難なく拾いズバリ!
各種メディアやYouTubeで活躍中の「アンカツ」こと安藤勝己さんが、エリザベス女王杯(G1、京都芝2200m)を元ジョッキーの視点から鋭く予想します。
アンカツさんは2007年にダイワスカーレットでエリザベス女王杯を勝利。今週も実際に勝ったレースだから分かる信頼度バツグンの予想にご注目ください!
- 「3歳vs古馬」の力関係
今年のエリザベス女王杯は、「世代間のレベル差」が馬券のカギになりそうやね。
知っての通り今年の3歳牝馬路線は、リバティアイランドという絶対的存在がおった。
1頭抜けた馬がおる年は総じて他の馬が弱いことが多いで、オークス、秋華賞と2戦続けて決定的な差を付けられたハーパーは、どこまで通用するんかって疑問はある。
とはいえ、迎え撃つ古馬勢の顔ぶれも主役不在や。去年の牝馬2冠馬スターズオンアースはジャパンC、秋華賞馬スタニングローズは休養中やし、ナミュールもマイル路線へ転向。本来であれば競走馬として最も脂が乗ってきた4歳馬に、これと言った馬がおらん。
オレが去年本命を打ったジェラルディーナにしても、5歳になってから馬券に絡んどらん。年齢的な衰えが気になるで、同じ芝2200mでも阪神と京都は全くの別物やからね?
そうなると今年は未知の魅力。現状は重賞未勝利馬に過ぎんけど、器の大きさは相当なブレイディヴェーグに注目かもしれん。
2着に敗れたとはいえ、ローズSで直線の脚はとんでもなかった(ラスト3ハロン32秒9)。勝ったマスクトディーヴァが続く秋華賞を最速上がりで2着に突っ込んできたことで、この馬の力が改めて証明された形やね。
もうひとつ強調しておきたいんは、クラシックでコンビを組んだハーパーがおるのに、ルメールがブレイディヴェーグを選んで乗ってきたこと。これこそがポテンシャルを感じとる証拠やろ。
人気薄で注目なんは前目のポジションに付けられる馬やね。今年のメンバーを見渡すと道中の流れは遅くなりそうやで、直線平坦な京都で前が楽をしとる展開やと簡単には止まらん。
逃げ・先行タイプでオレが面白いと思っとるのは、【アンカツG1予想】に入るあの馬が筆頭候補。この馬は世間的に前へ行くイメージが無いで、その辺のギャップが去年8枠を嫌われて評価を下げとったジェラルディーナと同じく、エエ配当になると違うか?
(元JRA騎手)
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