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宝塚記念/平林雅芳の目
2010/6/29(火)
日曜阪神10R
宝塚記念(GⅠ)
芝2200m
勝ちタイム2.13.0
勝ち馬:ナカヤマフェスタ(牡4 美浦・二ノ宮厩舎)
やはりGⅠ競走の日の人手は凄い。朝からもう真っ直ぐに歩けない程に人、人、人で埋まっている。そして若者の姿を多く感じた日でもあった。春の締めくくりなのか初夏の祭典なのか、若い人が多いとやはり活気づく。
宝塚記念のパドックでも、見守る周りのファンも、周回する馬の中にいる馬主関係者の数もいつも以上の人である。
そんな熱狂の中で、今年の宝塚記念のスタートが切られた。
スタートでドリームジャーニーが躓いたのか、外へとヨロけて出てしまい、思わず場内がドッと沸いた。
内からナムラクレセントが出て行った。折り合いに専念させるのなら先手が一番と判断か。2番手にスッとアーネストリーが付き、ロジユニヴァースもその直ぐ傍にいて、トップカミング、そしてブエナビスタもいる。
セイウンワンダー、ブエナビスタと続いて、1周目のゴール板を通過。1コーナーを廻り2コーナーを過ぎて行った。
ブエナビスタとロジユニヴァースが並びかげんで、3番手ぐらいを進めて行く。ブエナビスタは内々で、すぐ目の前にアーネストリーがいるインコース取りだ。ジャガーメイルがその後ろのグループ。ここらにはアクシオン、ナカヤマフェスタがいた。
向こう正面から3コーナーへと入って行く。静かに淡々と流れていく。
外からアクシオンがジワジワと接近して来ている。内々では前の集団が折り合って、粛々と最後のカーヴを目指す。
4コーナー手前で、馬群はほとんど差がないぐらいに凝縮されてきた。
直線入り口では、アーネストリーが我慢しきれない手応えで、先頭へと立った。ナムラクレセントの傍を、ブエナビスタもスルリと抜けて前へ出た。
ロジユニヴァースは手応えが悪くなっり、その後ろでドリームジャーニーが外から上がってきかかっているが、その前にいたナカヤマフェスタがいい感じで上がって来た。内ではネヴァブションの手応えもいい。
前を追う態勢が出来上がってきた。アーネストリーが一瞬、先に出た感じだったが、ブエナビスタも勢いがついて先頭をうかがう。その時、外からナカヤマフェスタがアッという間に接近してきて、2頭の外へ並び、そのまま前へと出た。
柴田善Jの左ステッキが飛ぶ。そしてゴール前ではもう抑えるぐらいの余裕であった。
2着はブエナビスタ、3着アーネストリー、外からドリームジャーニーが伸びてきて4着。5着にはネヴァブションが入った様子だ。
ジャガーメイルは、4コーナーではナカヤマフェスタの少し前の馬群の中にいたが、もう手応えがあまり残っていなかった。
外からスマートギアとメイショウベルーガの2頭が並びながら追い上げてきていたが、届く勢いまではなかった。
内々の経済コースをロスなく廻り、直線入り口でも前が綺麗に開いたブエナビスタは、最高の舞台設定を貰ったはず。それでいて、ほとんど抵抗するところなくナカヤマフェスタに屈した。
馬体は数字こそ増えていたが、いつものようにスリムな馬体。でもパドックでも、雰囲気は悪くはなかった。
一方、ナカヤマフェスタだが、終始外々を廻り勝負のポイントの4コーナーでもそんなに早い追い出しでなかったが、直線に入ってから瞬時に前を抜き去る脚の速さだ。昇り調子の馬の勢いさえ、感じるものであった。
アーネストリーも最高の競馬だろう。内と外の馬場差がそんなにあったのかどうかは、乗っている者でないと判らない。
前のレースで勝ち馬が道中インをピッタリと乗り、直線入り口から外へ出しての勝ち内容を見ていると、馬場はかなり乾いてきていたと判断できる。
前半1000メートルが1.00.0ジャスト。このクラスでこの流れで、経済コースをロスなく折り合って前々でレースできた馬と、すべてのカーヴで外々を廻ってきた馬との差が最後にこれだけの手応えの差に現れたのだから、それだけ今回のナカヤマフェスタは強かったという事だろう。
馬場入場して、思いおもいに返し馬をしていく。ジャガーメイルは1コーナーのカーヴまで歩いていってからの返し馬と、他馬よりも相当に長めのキャンター。しかし前走時の天皇賞時ほどの迫力に欠け、硬さばかりが目立った。
ロジユニヴァースは、まだ完成途上の馬体の印象であった。ドリームジャーニーはいつもよりややテンションが上がっていた。ナカヤマフェスタも少しうるさい感じはあったが、これはいつもの事だそうだ。
今年の傾向なのか、関東馬の勢いを感じるものでもあり、また騎手も常に関東ジョッキーが目立っている気がする。
そんな上半期の締めくくりの競馬でありました・・・。
宝塚記念(GⅠ)
芝2200m
勝ちタイム2.13.0
勝ち馬:ナカヤマフェスタ(牡4 美浦・二ノ宮厩舎)
やはりGⅠ競走の日の人手は凄い。朝からもう真っ直ぐに歩けない程に人、人、人で埋まっている。そして若者の姿を多く感じた日でもあった。春の締めくくりなのか初夏の祭典なのか、若い人が多いとやはり活気づく。
宝塚記念のパドックでも、見守る周りのファンも、周回する馬の中にいる馬主関係者の数もいつも以上の人である。
そんな熱狂の中で、今年の宝塚記念のスタートが切られた。
スタートでドリームジャーニーが躓いたのか、外へとヨロけて出てしまい、思わず場内がドッと沸いた。
内からナムラクレセントが出て行った。折り合いに専念させるのなら先手が一番と判断か。2番手にスッとアーネストリーが付き、ロジユニヴァースもその直ぐ傍にいて、トップカミング、そしてブエナビスタもいる。
セイウンワンダー、ブエナビスタと続いて、1周目のゴール板を通過。1コーナーを廻り2コーナーを過ぎて行った。
ブエナビスタとロジユニヴァースが並びかげんで、3番手ぐらいを進めて行く。ブエナビスタは内々で、すぐ目の前にアーネストリーがいるインコース取りだ。ジャガーメイルがその後ろのグループ。ここらにはアクシオン、ナカヤマフェスタがいた。
向こう正面から3コーナーへと入って行く。静かに淡々と流れていく。
外からアクシオンがジワジワと接近して来ている。内々では前の集団が折り合って、粛々と最後のカーヴを目指す。
4コーナー手前で、馬群はほとんど差がないぐらいに凝縮されてきた。
直線入り口では、アーネストリーが我慢しきれない手応えで、先頭へと立った。ナムラクレセントの傍を、ブエナビスタもスルリと抜けて前へ出た。
ロジユニヴァースは手応えが悪くなっり、その後ろでドリームジャーニーが外から上がってきかかっているが、その前にいたナカヤマフェスタがいい感じで上がって来た。内ではネヴァブションの手応えもいい。
前を追う態勢が出来上がってきた。アーネストリーが一瞬、先に出た感じだったが、ブエナビスタも勢いがついて先頭をうかがう。その時、外からナカヤマフェスタがアッという間に接近してきて、2頭の外へ並び、そのまま前へと出た。
柴田善Jの左ステッキが飛ぶ。そしてゴール前ではもう抑えるぐらいの余裕であった。
2着はブエナビスタ、3着アーネストリー、外からドリームジャーニーが伸びてきて4着。5着にはネヴァブションが入った様子だ。
ジャガーメイルは、4コーナーではナカヤマフェスタの少し前の馬群の中にいたが、もう手応えがあまり残っていなかった。
外からスマートギアとメイショウベルーガの2頭が並びながら追い上げてきていたが、届く勢いまではなかった。
内々の経済コースをロスなく廻り、直線入り口でも前が綺麗に開いたブエナビスタは、最高の舞台設定を貰ったはず。それでいて、ほとんど抵抗するところなくナカヤマフェスタに屈した。
馬体は数字こそ増えていたが、いつものようにスリムな馬体。でもパドックでも、雰囲気は悪くはなかった。
一方、ナカヤマフェスタだが、終始外々を廻り勝負のポイントの4コーナーでもそんなに早い追い出しでなかったが、直線に入ってから瞬時に前を抜き去る脚の速さだ。昇り調子の馬の勢いさえ、感じるものであった。
アーネストリーも最高の競馬だろう。内と外の馬場差がそんなにあったのかどうかは、乗っている者でないと判らない。
前のレースで勝ち馬が道中インをピッタリと乗り、直線入り口から外へ出しての勝ち内容を見ていると、馬場はかなり乾いてきていたと判断できる。
前半1000メートルが1.00.0ジャスト。このクラスでこの流れで、経済コースをロスなく折り合って前々でレースできた馬と、すべてのカーヴで外々を廻ってきた馬との差が最後にこれだけの手応えの差に現れたのだから、それだけ今回のナカヤマフェスタは強かったという事だろう。
馬場入場して、思いおもいに返し馬をしていく。ジャガーメイルは1コーナーのカーヴまで歩いていってからの返し馬と、他馬よりも相当に長めのキャンター。しかし前走時の天皇賞時ほどの迫力に欠け、硬さばかりが目立った。
ロジユニヴァースは、まだ完成途上の馬体の印象であった。ドリームジャーニーはいつもよりややテンションが上がっていた。ナカヤマフェスタも少しうるさい感じはあったが、これはいつもの事だそうだ。
今年の傾向なのか、関東馬の勢いを感じるものでもあり、また騎手も常に関東ジョッキーが目立っている気がする。
そんな上半期の締めくくりの競馬でありました・・・。
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