【函館SS】ワンカラットがレコード勝ち、ラブミーチャンはシンガリ負け

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10年7月4日(日)、1回函館6日目9Rで第17回 函館スプリントS(GⅢ)(芝1200m)が行なわれ、藤岡 佑介騎手騎乗の2番人気・ワンカラットが優勝。勝ちタイムの1:08.2(良)は、88年にシンウインドがマークした記録を0.2秒上回るコースレコード。

2着には2馬身差で1番人気・ビービーガルダン(牡6、栗東・領家厩舎)、3着には5番人気・アポロフェニックス(牡5、美浦・柴崎厩舎)が続いて入線した。なお、昨年のNARグランプリ年度代表馬で、2度目の芝のレースへの挑戦となったラブミーチャンはシンガリ負けとなった。

レースはケイアイアストン、ラブミーチャン、グランプリエンゼルらで先行争いが激化。3コーナー付近では、隊列が落ち着いてきたが、直線入り口では先行勢は失速。 早目の競馬で好位に押し上げていたワンカラットが内に進路をとると、外からビービーガルダンも食い下がるが、最後はワンカラットが後続を突き放した。

勝ったワンカラットは08年8月に2歳新馬戦でデビュー勝ち。2歳時にはファンタジーSで2着の実績を残すと、昨年、3歳時にもフィリーズレビュー(JpnⅡ)を制して重賞初制覇。 今年に入っても、阪急杯でエーシンフォワードの2着、前走のCBC賞で3着と、牡馬相手にも好走していた。これで重賞は2勝目。
同馬の母は仏重賞勝ちのバルドウィナという血統。馬主は青山 洋一氏、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「1番に輝け」。

騎乗していた藤岡佑介騎手は、今年の重賞初勝利、本レース初勝利、JRA重賞通算16勝目。 藤岡健一調教師も今年の重賞初勝利で本レース初勝利。JRA重賞通算6勝目。ワンカラット産駒はJRA重賞通算2勝目(共にワンカラットによるもの)。

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ワンカラット
(牝4、栗東・藤岡健厩舎)
父:Falbrav
:バルドウィナ
母父:Pistolet Bleu
通算成績:17戦3勝
その他の重賞勝利:09年フィリーズレビュー(G2)

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