骨折のデグラーティアは繁殖入りへ

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08年の小倉2歳ステークス(JpnⅢ)の勝ち馬・デグラーティア(牝4、栗東・宮本厩舎)は、19日(木)付で競走馬登録を抹消する事が発表された。同馬は北海道勇払郡安平町のノーザンファームで繁殖馬となる予定。

勝ったデグラーティアは08年の7月にデビュー勝ちをおさめると、続く、(今回と同じ小倉芝1200m戦の)フェニックス賞・小倉2歳S(JpnⅢ)を挙げ3連勝で重賞初制覇(騎乗していた浜中俊騎手、管理する宮本博調教師のJRA重賞初勝利だった)。
昨年は、桜花賞まで駒を進めたものの、その後、骨折で休養。重賞勝ちの舞台で行われた北九州短距離Sで、2歳時以来の勝ち星を挙げたが、ラストランとなった北九州記念のレース中に落馬骨折、5着に終わっていた。

馬主は有限会社 サンデーレーシング、生産者は栃木県の恵比寿興業株式会社那須野牧場。馬名の意味由来は「神の恩寵によって(ラテン語)」。JRA通算獲得賞金は8256.3万円(付加賞含む)。

【宮本博調教師のコメント】
「ウチの厩舎に初めて重賞をプレゼントしてくれた馬だからね。今はお疲れ様と言いたい。良い仔を産んでまたその仔を預かりたい」。

デグラーティア
(牝4、栗東・宮本厩舎)
父:フジキセキ
母:デフィニット
母父:Dehere
通算成績:9戦4勝
重賞勝利:08年小倉2歳ステークス(G3)