トレセンレポート【凱旋門賞】仏へ出発するヴィクトワールピサ

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18日、凱旋門賞に出走を予定しているヴィクトワールピサ(牡3、栗東・角居厩舎)が出国検疫を終えて、美浦トレセンからフランスへ向けて出発した。

美浦滞在中のヴィクトワールピサの様子を、角居厩舎の松田全史助手に聞いた。

-:美浦の検疫はどのような感じで過ごしましたか?

松:気候も暑かったので、出来るだけその辺りを考慮しながら、また緩めすぎないように、それだけ気をつけてやってきました。無事に過ごせたので、向こうにいってからも気をつけて調整していきたいと思います。

-:ここまで一番注意されてきたのはどういったところでしょうか?


松:時期的に暑いのでバテないようにということと、あとは水分補給をしっかりしてきました。美浦では軽めの調整と、緩まないように坂路を1本と角馬場を利用しながら調教を進めてきました。

-:航空機による輸送についてはいかがですか?

松:僕自身も緊張はしていませんし、馬も今のところ落ち着いているので、このまま無事に到着できればいいなと思います。今日の午後1時半に出発して、現地の朝3時半ぐらいに到着してホースクリニックのようなところで少し休憩をしてから、馬運車でアムステルダムからシャンティイへ移動することになっています。

-:シャンティイでの調教はどのような感じになりますか?

松:現地の人と相談しながら、調教施設を確認して調教を進めて行きたいと思います。馬自身だけでなく僕らも学ぶことが多いと思うので、そういうことがレースで発揮できるように頑張ってきたいと思います。水も飼葉も日本と同じようなものがあるので、その辺を調整して使っていく予定です。日本のものを使うのは航空機の中までですね。本番まで時間も決まっていますから、馬の体調を整えながらレースへ向けて準備していきたいと思います。


奥がヴィクトワールピサ