ランパスインベガスの小島茂師「新潟2歳Sを視野」/新潟新馬

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10年8月22日(日)、3回新潟4日目6Rでサラ系2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、大庭 和弥騎手騎乗の6番人気・ランパスインベガスが、中団から抜け出すと、最後はディープサウンドとの一騎打ちを制し優勝。勝ちタイムは1:50.6(良)。

2着には1/2馬身差で、ディープインパクト産駒の1番人気・ディープサウンド(牡2、美浦・勢司厩舎)、3着には4番人気・キングフィッシャー(牡2、栗東・白井厩舎)が続いて入線した。

勝ったランパスインベガスの馬主の西見 徹也氏は、08年のセレクトセールにおいて、同馬を1300万円で購入していた。生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「ラスベガスで大騒ぎ」。管理する小島茂之調教師の管理馬では、08年産の2歳世代の勝ち上がりは初めて、フジキセキ産駒は8頭目の事。

1着 ランパスインベガス(大庭騎手)
「返し馬で初めて跨り、力がありそうな馬だと感じた。ただ、初戦だけに走る気になっていなくて。イメージどおりに馬ごみに入れて競馬ができたが、道中も散漫な感じだったよ。直線でがんばれるのか半信半疑だったけど、突かれるかたちになってよく伸びてくれた。これで真剣になったら。楽しみな馬だね」

(小島茂調教師)
「1200mを除外されてここへ。母系は短距離系ですが、1週前に新潟へ運んでも気性の難しさを出すことがなかったし、スタートが速いほうではないので、この距離はこなせる感触を持っていました。まだ調教でも本気になっていません。大事に育てていけば、かなり伸びるでしょう。新潟2歳Sも視野に入れ、この後も新潟に滞在させます」

2着 ディープサウンド(後藤騎手)
「勝てそうな手応えで直線に向いた。ゴール前で馬体を離したのは、相手から強い気持ちが伝わってきて、併せないほうがいいとの判断から。結果は残念だけど、内容は文句ないし、勝ち馬をほめるしかない。これから走ってくるのは間違いないよ」

5着 トキノエクセレント(江田照騎手)
「まだ良化の余地を残した調整過程。今後が楽しみになる走りだった」

12着 マイネルディビーノ(津村騎手)
「全身を使いきれず、トモが入ってこない。成長を待ちたい」

13着 トウショウレイザー(吉田豊騎手)
「いい感じで行けたが、まだ中身が伴っていない。兄たちを見ても、使いながら力を付けたタイプだからね。いずれは走ってくる」

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ランパスインベガス
(牡2、美浦・小島茂厩舎)
父:フジキセキ
母:ランペルティーザ
母父:トワイニング

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08年セレクトセール当時の様子は



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