平林雅芳 次走注目馬(8/21.22)

トピックス

★次走注目馬

土曜小倉3R
3歳未勝利
ダ1000m

シンボリルマン(1着)(牡3、栗東・小崎厩舎)
(ポイント)
このレースでは4頭の初出走の馬がいた。そのうち3頭がゲートが開いてもダッシュ付かずであった。勝ったシンボリルマンもしかり、2着のレディナデシコもそうであった。
先手を取ったショウナンカラットと2番手アンピトリーテが、直線半ばで後続に水を開けた時は後ろでは用事がないと思えたものだが、ゴール前で一気に状況が替わって前と後ろが入れ替わった。
最後の1ハロンが13.3もかかる止まり方だったにしろ、勝ったシンボリルマンの追い上げは凄く、4コーナーで外めから上がって来てはいたが届く様な位置ではなかったはず。それが一気に前との差が詰まり、ごった返す内めの5頭の馬たちを外からまとめて差し切り、最後はもうゴール前では追ってない程の勝ち方は凄い。
坂路で51秒台をマークしている脚力であるから、これは楽しみな馬である。もう1頭2着のレディナデシコは内めから突っ込んできての2着。こちらの方がレースの流れに早めに乗っての2着。この馬も次走はおおいに気になる存在である。


土曜小倉6R
3歳未勝利
ダ1700m

トウカイブラスト(1着)(牡3、栗東・田所秀厩舎)
(ポイント)
2着のツルマルヤマトが実に惜しい競馬で、直線半ばで一旦交わしたかと思えたのだが、もう一度逃げたトウカイブラストがゴール前で渋太い感じで差し返しての勝利。これでまだ3戦目であり大型馬だけに、まだまだ上積みが見込め、次走の推奨馬としたい。
このトウカイブラストといい次のレースの勝ち馬スマートグリットにしろ、坂路で好時計をマークしている馬の勝利が目立つ土曜の平地戦。暑いさなかであるが、これだけ追える態勢であり、マークできる体調なのであろう。
やはり好走の要因は調子の良さが一番であると実感させられるもの。ケイコ欄は入念にマークせよと思わせるものであります。


日曜小倉2R
3歳未勝利・牝
ダ1700m

センターバージニー(2着)(牝3、栗東・笹田厩舎)
(ポイント)
恐るべき初出走馬。この長い距離でも、未知の魅力をタップリと醸し出したのが笹田厩舎のセンターバージニー。ゴール前の猛追はなかなかのもので、使い込んできている諸先輩を尻目にすごい伸び脚を見せていた。
道中も決して悪い位置取りでなく、中団の馬群の中。そのまま4コーナーまで進み直線で外へ出して追い上げてきたもの。
前でウロウロする馬がいるだけに、スムーズに伸ばしてきたものでなく、ゴール前最後の2完歩ぐらいでの猛追であった。
上がり3ハロンが39.1とかかったからと言えばそれまでだが、次回は9月5日の牝馬戦(笹田師)だそうだから、そこでの楽しみととっておきたい。


日曜小倉7R
3歳未勝利
芝1200m

ユメノカケハシ(2着)(牝3、栗東・小崎厩舎)
(ポイント)
ニホンピロエリナが、4コーナー手前で2番手の絶好位から、直線1ハロンから抜け出した一戦であったが、2着のユメノカケハシが次走の狙い馬となる。
むしろ一番のスタート、そこからジワッと行く作戦だろうが、前に前にと馬に入られて、位置取りが思ったより後ろめになった様子だ。
4コーナー手前で7番手の中ほど、結局そこから外へも出すスペースもなく、馬の中を縫って出てきているもの。
先に抜けたニホンピロエリナとの着差が着差だっただけに、もったいなかったの印象だ。
もの凄く出来がいいと思えるし、今のうちに勝ってしまいたいはず。
次走は絶対に取りこぼせない一戦となるはずで、馬券の頭から狙ってみたいものだ。