津村騎手「相手が強くなっても」/≪京成杯AH≫レース後のコメント

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10年9月12日(日)、4回中山2日目11Rで第55回 京成杯オータムハンデ(GⅢ)(芝1600m)が行なわれ、津村 明秀騎手騎乗の4番人気・ファイアーフロート(牡4、美浦・小笠厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:32.8(良)。

2着にはハナ差で7番人気・キョウエイストーム(牡5、美浦・中川厩舎)、3着には5番人気・キョウエイアシュラ(牡3、栗東・矢作厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたセイクリッドバレーは9着に敗れた。

1着 ファイアーフロート(津村騎手)
「ゴール前では少し残したかと思いましたが、差が差ですし、勢いは相手が上。勝てた確信はなかったですね。無理にゲートを出したら引っかかる恐れがあるので、そろっと2番手へ。ペースは遅めでも、スムーズに追走できましたよ。前走から1ハロン距離が延びても、開幕週の速い時計にも対応してくれました。まだ伸びる4歳ですし、さらに相手が強くなっても期待できます。自分自身もこの夏はこの馬をはじめ、いい馬にたくさん乗せていただき、リズムに乗っている実感があります。秋初戦にいきなり結果を出せて、本当にうれしいですよ」

2着 キョウエイストーム(石橋脩騎手)
「惜しかったですね。以前に乗っていた後藤騎手から、ふらふら動く面があると聞いていました。体が柔らかく、頭が高いので、そんな傾向があるんですよ。ただ、器用さだったありますし、まっすぐに進めるコースを選んだことも功を奏し、最後はよく詰め寄りました」

(中川調教師)
「今回は暑さが堪えている印象もあり、半信半疑でしたが、中山はすべて3着以内とよく走ります。僅差の決着だけに残念。最後は頭を上げてしまったぶんの負けですね。でも、賞金が加算でき、今後に楽しみが広がります。もっと上を目指し、また挑戦していきますよ」

3着 キョウエイアシュラ(内田博騎手)
「返し馬ではもたもたしていたが、レースでの動きは非常に良かった。立ち回りが器用だし、伸び脚も上々。もう少し流れてくれれば、もっと詰められたと思う。まだ3歳。これからもっともっと良くなるよ」

5着 サンカルロ(大久保洋調教師)
「スタートで躓いたのが痛い。よく伸びてきたし、流れに乗れていれば、結果は違ったはず。賞金を加算できず、目標としているスプリンターズSへの出走が難しくなってしまったのは誤算だね」

6着 メイショウレガーロ(村田騎手)
「津村ジョッキーがもっと行くと思っていたが、あんなに控えるとは。でも、喧嘩することなく、スムーズな逃げが打てた。最後までやめずに走ってくれたよ」

7着 テイエムアタック(後藤騎手)
「前に行った馬で決着。後方一気のこの馬には厳しい展開だよ。それなりに考慮して乗ったが、そう簡単に個性は変えられない。状態は引き続きいいし、東京で巻き返したいね」

8着 ダイシンプラン(田辺騎手)
「積極的に勝ちにいきましたが、最後は脚色が一緒に。そんなに負けていないのですが。この条件はちょっと忙しいかもしれませんね」

9着 セイクリッドバレー(松岡騎手)
「恐れていた展開。でも、こうなると思い、置かれないように注意したんだけどね。4コーナーでもたついてしまった」

10着 ムラマサノヨートー(田中勝騎手)
「もう少しスムーズだったら。手応えはあったのに」

11着 ダイワマックワン(武士沢騎手)
「外枠だったので壁をつくれず、我慢が利きませんでした」

12着 キャプテンベガ(田中博騎手)
「折り合いはスムーズだったとはいえ、外枠で流れに乗れませんでした」

14着 ファストロック(北村宏騎手)
「正攻法の競馬ができ、リズム良く走っていたのに。以前より折り合いが付くけど、もう少し距離があったほうがいいかもしれない」

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