ヤマカツマリリンがインから抜け出し快勝/セプテンバーS

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10年9月25日(土)、4回中山5日目11RでセプテンバーS(芝1200m)が行なわれ、田嶋 翔騎手騎乗の7番人気・ヤマカツマリリンが、道中は4番手追走から、直線も内ラチ沿いの僅かなスペースを抜け出し快勝。勝ちタイムは1:08.6(重)。

2着にはクビ差で1番人気・アンシェルブルー(牝3、美浦・田中清厩舎)、3着には16番人気・ダンディーズケア(牡7、美浦・二ノ宮厩舎)が続いて入線した。

勝ったヤマカツマリリンは、1600万下に昇級後、不振が続いていたが、このクラスは8戦目での勝ち星となった。

同馬は半弟に08年の北海道2歳優駿で3着のワンダフルクエストがいる血統。馬主は山田 和夫氏、生産者は静内の岡田牧場。馬名の意味由来は「冠名+人名」。なお、騎乗していた田嶋翔騎手は、03年以来、約7年振りとなる中山競馬場での勝ち星となった。

1着 ヤマカツマリリン(田嶋翔騎手)
「1400mでもやれそうなタイプではありますが、ベストは1200m。以前の中山では前が詰まって追えなかっただけで、坂もこなせる感触がありましたよ。前走で重めだった体も絞れ、状態は上々。道中はスムーズに折り合い、あとはどこを抜け出すかだけ。うまくいきました」

2着 アンシェルブルー(内田博騎手)
「勝ち馬にうまくインをすくわれた。走る馬だし、力を付けている」

3着 ダンディーズケア(田中勝騎手)
「休養明けでやる気があり、抜群のスタート。前へ行けたことが好結果につながった」

5着 エーブダッチマン(吉田豊騎手)
「デキは前走より良かった。内で前に壁をつくって、最後にひと伸びさせるのが理想のタイプなんだ。うまく折り合っていたとはいっても、外枠だったからね」

6着 シャランジュ(西田騎手)
「前走は外に出すことに気を遣い、スムーズさを欠いた。きょうはロスなく立ち回れたよ。楽に追走できたし、距離も短いほうがいい」

7着 エイシンパンサー(石橋脩騎手)
「前でもかからず、伸びそうな手応えがあったのに。直線で狭いところに入ってしまいました。重も良くないのかも」

8着 シセイカグヤ(丸田騎手)
「馬は良くなっています。乗り方ひとつですね。リスクを承知でインを狙ったのですが」

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ヤマカツマリリン
(牝6、栗東・小島貞厩舎)
父:グラスワンダー
母:イクセプトフォーワンダ
母父:Tejabo
半弟:ワンダフルクエスト


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