「まだ遊んでいる」エクメーネがデビュー勝ち/中山新馬

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10年9月26日(日)、4回中山6日目5Rでサラ系2歳新馬(芝1200m)が行なわれ、松岡 正海騎手騎乗の2番人気・エクメーネが、2番手追走から押し切り勝ち。勝ちタイムは1:10.0(稍)。

2着には1/2馬身差で5番人気・ルービンシュタイン(牡2、美浦・土田厩舎)、3着には4番人気・ロイヤルサルート(牡2、美浦・二ノ宮厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたサトノタイクーンは7着に敗れた。

勝ったエクメーネは馬主は池谷 誠一氏、生産者はむかわの上水牧場。馬名の意味由来は「人間が住居している地域(独語)」。

管理する大竹正博調教師の管理馬では、08年産の2歳世代の勝ち上がりは2頭目、ネオユニヴァース産駒は3頭目の事。

1着 エクメーネ(松岡騎手)
「調教で跨ったときは気の悪さも目立ったけど、レース前は大人しく、素直に走ってくれた。スタートも遅いと思っていたのに、ぽんと出て、好位をスムーズに進めたね。新馬だけに、一頭になってふわっとするのを心配したが、相手を探す余裕があり、うまく併せることができた。
まだ遊んでいる感じだし、右にもたれる面など、課題も残っている段階。これから良くなる部分は大きいよ。兄姉も短距離だから、この馬も長いところはどうかと思うが、上のクラスでもやれるだろう」

2着 ルービンシュタイン(北村宏騎手)
「初めての実戦でも、真面目にきちんと走ってくれるのがいい。直線で狭くなっても、抜け出そうという気持ちがある。まだ馬体に余裕があり、将来性を感じた」

5着 アナハイムシチー(津村騎手)
「スタートは出なかったが、途中からすっと上がっていけました。でも、終いはひと息。さばきが硬いので、芝のスピードタイプではないかもしれませんね」

6着 マキシムオウショウ(平野騎手)
「まだ弱いところが残っていて、これからの馬。使って良くなる感触がありました」

7着 サトノタイクーン(後藤騎手)
「攻め馬でも幼さが目立ったが、馬っけがきつく、ゲートで鳴きっぱなし。実戦での変わり身が薄く、まだ本質は見えてこない。今日の走りでは、距離などの適性はなんともいえないね」

8着 ドリームジャクソン(田辺騎手)
「気持ちに前向きさがなく、他馬にいいて行こうとしない。追走に忙しかったし、芝向きのスピードは感じなかった」

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エクメーネ
(牝2、美浦・大竹厩舎)
父:ネオユニヴァース
母:リトルソルジャー
母父:コマンダーインチーフ


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