ココナッツパンチの全弟アッパーイーストが新馬勝ち

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10年9月26日(日)、4回中山6日目6Rでサラ系2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、蛯名 正義騎手騎乗の2番人気・アッパーイーストが、3~4番手追走から、直線、脚色の違いをみせつけるように抜け出すと、そのまま坂を駆け上がる。そのまま押し切るかに思われたゴール前で、最後は馬群の中団から勢いよく追い詰めたシャイニンロミオの猛追にあうも、首の上げ下げの僅かな差を制した。勝ちタイムは1:35.8(良)。

2着にはハナ差で、フジキセキの甥にあたる血統の1番人気・シャイニンロミオ(牡2、美浦・藤沢和厩舎)、3着には、オークス馬・スマイルトゥモローの弟の4番人気・マイネルトゥモロー(牡2、美浦・稲葉厩舎)が続いて入線した。

勝ったアッパーイーストは全兄に07年の目黒記念2着などのココナッツパンチがいる血統。馬主は有限会社 社台レースホース、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「ニューヨーク・マンハッタン島の高級住宅地より」。

管理する戸田博文調教師の管理馬では、08年産の2歳世代の勝ち上がりは2頭目、マンハッタンカフェ産駒は10頭目の事。

1着 アッパーイースト(蛯名騎手)
「攻め馬からずっと跨り、素質の高さは十分にわかっていた。子供っぽい面がたくさんあるのに、スタートが良く、スムーズな競馬ができたよ。直線で一頭になったら気を抜いたけど、最後に後ろから迫られ、また伸びてくれた。今後が楽しみだね」

(戸田調教師)
「まだ集中力を欠く状況なのにいきなり勝てて、次が楽になりました。上がってきたときも息の乱れがなく、ぜんぜん走っていないように見えましたよ。本気を出せば、もっとやれるはずです。これから競馬を憶えてくれれば、かなりのところまでいけそうです。距離はもっと長いほうがいい。徐々に延ばしていきますよ」

2着 シャイニンロミオ(後藤騎手)
「先がある馬なので、次につなげることも考えて競馬をした。手応えの割りに相手ががんばっただけで、勝ちに等しい内容。スケールは大きいよ」

3着 マイネルトゥモロー(松岡騎手)
「いったん放牧に出し、だいぶしっかりしてきたとはいえ、まだ完成途上なんだ。叩いて良くなるよ」

6着 ベルモントセブン(津村騎手)
「いいものがありますが、トモが安定せず、コーナーリングがしっくりこなかった。これからの馬ですよ」

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アッパーイースト
(牡2、美浦・戸田厩舎)
父:マンハッタンカフェ
母:ココパシオン
母父:Groom Dancer
全兄:ココナッツパンチ


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