【シリウスS】ヴァーミリアンの弟、キングスエンブレムが重賞初V

トピックス

10年10月2日(土)、4回阪神7日目10Rで第14回 シリウスステークス(GⅢ)(ダ2000m)が行なわれ、福永 祐一騎手騎乗の1番人気・キングスエンブレムが優勝。勝ちタイムは2:04.4(良)。

2着には3/4馬身差で4番人気・ラヴェリータ(牝4、栗東・松元茂厩舎)、3着には9番人気・チョイワルグランパ(牡4、栗東・森厩舎)が続いて入線した。

レースはワンダースピードがハナ、ラヴェリータ、グリッターウイング、モンテクリスエスと隊列が綺麗に整い、馬群もバラけることなく、淡々とした流れでレースは終盤へ。
3コーナー付近から持ったままでジワジワと進出すると、ラヴェリータと併せるように抜け出し、最後はラヴェリータ以下にリードを広げることができなかったが、そのまま押し切ってみせた。

勝ったキングスエンブレムは、半兄に同じく石坂厩舎で管理されたダートGⅠ(JpnⅠ)9勝のヴァーミリアンや、ダート重賞4勝のサカラートがいる血統。
同馬は07年11月の2歳新馬戦でデビュー勝ち。3歳時には出世レースのすみれSを制するなど、芝で結果を残してきたが、昨年5月の上賀茂Sを機にダート戦線に転向。前走のオークランドRCTを制してオープン入りしたばかりだった。
馬主は有限会社 サンデーレーシング、生産者は早来のノーザンファーム。馬名の意味由来は「王の紋章」。

騎乗していた福永祐一騎手は、本レースは、(現行の条件になる以前を含めて)3年振り3勝目で、JRA重賞通算73勝目。石坂正調教師は、本レース初勝利で、JRA重賞通算20勝目。
ウォーエンブレム産駒はJRA重賞通算6勝目。なお、キングスエンブレムの勝利によって、シリウスSがダートの2000m戦になった07年以来、前走、オークランドレーシングトロフィーに出走していた馬が、同レースを制している。

このレースの全着順・払戻金はこちら

キングスエンブレム
(牡5、栗東・石坂厩舎)
父:ウォーエンブレム
母:スカーレットレディ
母父:サンデーサイレンス
半兄:ヴァーミリアン
通算成績:14戦5勝



※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。