ホエールキャプチャが逃げ切り、オルフェーヴルは2着/芙蓉S

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10年10月3日(日)、4回中山8日目9Rで芙蓉ステークス(芝1600m)が行なわれ、松岡 正海騎手騎乗の5番人気・ホエールキャプチャが、先手をとると、マイペースに持ち込み逃げ切り勝ち。勝ちタイムは1:35.3(良)。

ドリームジャーニーの全弟で1番人気・オルフェーヴル(牡2、栗東・池江寿厩舎)は、後方待機から、直線、猛追をみせるも差し切れずクビ差で2着。
3着には2~3番手から粘り込んだ4番人気・ニシノクエーサー(牡2、美浦・河野厩舎)が続いて入線した。ハーツクライ産駒・トウシンイーグルはゲートで後手を踏み、最後方から外を回って追い上げたが、直線半ばで失速、6着に終わった。

勝ったホエールキャプチャは、7月17日の未勝利戦(函館芝1200m)に続き、これで2連勝。同馬はホエールキャプチャは曽祖母に87年のエリザベス女王杯勝ちのタレンティドガールがいる血統。
馬主は嶋田 賢氏、生産者は新ひだかの千代田牧場。馬名の意味由来は「鯨+捕獲。父名よりペリーの寄港した理由を想像して」。

1着 ホエールキャプチャ(松岡騎手)
「ゲートは出ないと聞いていたが、想像以上の好スタート。少頭数だけにスローになると読んでいたし、迷わずに行かせた。物見をしたりする若さが目立ち、これでも本気になっていないよ。切れだってあり、後ろからでも競馬ができる。マイルまでの短いところで集中させれば、先々も楽しみな素材だね」

2着 オルフェーヴル(池添騎手)
「勝った馬にうまくレースをつくられてしまった。ゲート内で鳴いたり、まだ幼さが前面に出ている段階。それでも、1頭だけ伸びてきたように、内容は良化している。少し張り気味になったが、リングハミを着用させ、こちらも安心して乗ることができるようになったし、前走で左に切れ込んだような面も改善されてきたよ。次につながる競馬はできたと思う」

3着 ニシノクエーサー(津村騎手)
「前回より落ち着きが出て、我慢して競馬ができるようになった。最後に少しもたれたのが悔まれる」

5着 カトルズリップス(後藤騎手)
「ブリンカーを着用。まだ精神面に課題があるんだ。初めての環境ではテンションが上がってしまい、強気に乗れない弱みがある。でも、最後に盛り返しているように、能力は高いよ」

6着 フレンドサンポウ(小林淳騎手)
「テンにハミを噛んでしまったし、しきりに尾を振り、扇風機みたい。まだこれからの馬だね」

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ホエールキャプチャ
(牝2、美浦・田中清厩舎)
父:クロフネ
母:グローバルピース
母父:サンデーサイレンス
通算成績:3戦2勝
近親:タレンティドガール

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