【凱旋門賞】ナカヤマフェスタはアタマ差2着に惜敗!

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10月3日(日)にフランスのロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞【Qatar Prix de l'Arc de Triomphe】(G1)(3歳上牡・牝、20頭立、総賞金:4百万ユーロ、1着賞金:228万5600ユーロ、芝2400m)は、日本から参戦した蛯名正義騎手騎乗のナカヤマフェスタ(牡4、美浦・二ノ宮厩舎)が、道中は中団の外目を追走。 最終コーナーでジワジワとポジションを押し上げると、直線入り口に差し掛かる地点で、不利を受けるシーンがありながらも、直線、ワークフォースと併せるように進出すると、2頭のマッチレース。 最後は3.5キロの斤量差も堪えたか、僅差のまま同じ脚色でゴールを向かえ2着に惜敗した。

また、もう一頭日本から参戦の武豊騎手騎乗のヴィクトワールピサ(牡3、栗東・角居厩舎)は、多頭数の馬群の後方で厳しい展開を強いられ、一旦は最後方に後退するも、最後は脚を伸ばし7着に入線した。

勝ったのは、今年の英ダービーを制したキングズベスト産駒のワークフォース WORKFORCE(GB)(牡3、M.スタウト厩舎、R.ムーア騎手)で、勝ちタイムは2:35.30(重)。3着にはサラフィナ SARAFINA(FR)(牝3、A.ドゥロワイエデュプレ厩舎、G.モッセ騎手)が入線している。

【蛯名正義騎手(ナカヤマフェスタ号騎乗)のコメント】
「馬の力は出せました。勝ちたかったですが、良い競馬は出来たと思います。まだ、4歳なので、もう一度挑戦したいです。レースは、道中不利もありましたが、多かれ少なかれレースとはそういうものです。ナカヤマフェスタは、前哨戦を使ったことで、力まず上手に走ってくれました。自分自身も舞い上がらず集中して騎乗することが出来ました。馬にはありがとうと言いたいです。」

【二ノ宮敬宇調教師のコメント】
「みんなが努力して2ヶ月戦ってきました。与えられた仕事をしっかりこなし、馬もだいぶ成長しました。みんなが1つの目標に向かって、仕事が出来たと思います。今日は随分馬が落ち着いていました。1回競馬を使ったことが良かったのだと思います。不利もありましたが、それも競馬だと思います。また、2着という結果は、まだまだ勉強が足りないと思います。チャンスがあれば、また挑戦したいです。」

【武豊騎手(ヴィクトワールピサ号騎乗)のコメント】
「結果は残念でした。前がごちゃついていて、スムーズに運べませんでした。直線で外に出し、伸びてくれると信じましたが、ジワジワとしか伸びませんでした。」

【角居勝彦調教師のコメント】
「結果は残念です。ニエル賞よりもだいぶ出来ているようでした。凱旋門賞には来年以降も挑戦していきたいですし、他の日本馬もどんどん挑戦してもらいたいです。」


全着順は以下の通り。
1 ワークフォース 2:35.3
2 ナカヤマフェスタ 頭
3 サラフィナ 2.1/2
4 ベカバッド 1.1/2
5 フェイムアンドグローリー 1
6 マリヌス 1
7 ヴィクトワールピサ 頭
8 キャバルリーマン 1
9 リアンカイ 4
10 ユームザイン 2.1/2
着外 プヴォワールアプソリュ
着外 ヴィーナーヴァルツァー
着外 ティモス
着外 ダンカン
着外 プリュマニア
着外 ケープブランコ
着外 ロペデヴェガ
着外 マイダスタッチ
失格 プラントゥール
取消 タラモア

≪関連リンク≫
フランスギャロ(仏競馬統括機関) http://www.france-galop.com

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