【毎日王冠】3歳馬アリゼオが重賞2勝目!オグリ以来の快挙!

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10年10月10日(日)、4回東京2日目11Rで第61回 毎日王冠(GⅡ)(芝1800m)が行なわれ、福永 祐一騎手騎乗の6番人気・アリゼオが優勝。勝ちタイムは1:46.4(稍)。

2着にはハナ差で8番人気・エイシンアポロン(牡3、栗東・岡田厩舎)、3着には9番人気・ネヴァブション(牡7、美浦・伊藤厩舎)が続いて入線した。なお、1番人気に支持されたペルーサは5着に敗れた。

レースは、ペルーサが大きく出遅れ。大方の予想通り、シルポートが先手を主張すると、1000m通過58秒9のハイペースで先行。 直線に入って、シルポートはラチから数馬身外に進路をとって、逃げ切りを図ったが、エイシンアポロンが内からスルスルと抜け出すと、そこへ、外からスマイルジャック、最内からアリゼオが進出。 最後は、アリゼオと、エイシンアポロンの3歳馬同士の一騎打ちとなったが、アリゼオがインからハナ差差し切り、重賞2勝目を挙げた。

勝ったアリゼオは昨年11月にヒルノダムールを降してデビュー勝ち。続くホープフルSも完勝を収めると、この春は共同通信杯で3着、スプリングS(GⅡ)で重賞初制覇と活躍。皐月賞、ダービーとクラシック本番では結果を残す事が出来なかったが、古馬との初めての対戦を物ともせず、天皇賞へ向けて好スタートを切った。

同馬は近親に今年の京都金杯で2着に好走したスマートギアがいる血統。馬主は有限会社 社台レースホース、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「貿易風(伊)」。

騎乗していた福永祐一騎手は、本レースは01年(エイシンプレストン)以来、9年振り2勝目。JRA重賞は通算73勝目。 管理する堀宣行調教師は、 本レースは初勝利で、JRA重賞は通算15勝目。なお、本年のJRA重賞は既に6勝目で、重賞勝ち星はトップ。 シンボリクリスエス産駒は、JRA重賞通算8勝目。
なお、3歳馬による毎日王冠制覇は、88年のオグリキャップ以来、22年振りの快挙。

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アリゼオ
(牡3、美浦・堀厩舎)
父:シンボリクリスエス
母:スクエアアウェイ
母父:フジキセキ
通算成績:7戦4勝
その他の重賞勝利:10年フジTVスプリングS(G2)



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