トレセンレポート【秋華賞】サンテミリオン共同会見

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-:サンテミリオン(牝3、美浦・古賀慎厩舎)について古賀慎明調教師に伺います。今朝の最終追い切りを終えましていかがでしょうか?

古:南ウッドチップコースで追い切りまして、5ハロンから1頭誘導をさせて、後ろから追走して内から馬体を併せて行って最後は併入という、ウチの厩舎としてもサンテミリオンとしても春と同様の、いつも通りの調整で来ています。上がりの息も良かったですし、このひと追いで週末に良い状態に持っていけると思います。

-:オークスから5ヶ月で秋華賞という形になりますが、そこまでの経緯を聞かせていただけますでしょうか?

古:オークスが終わって疲れを取ってあげてから、北海道千歳の社台ファームに戻しました。オークスはあの馬場で凄い叩き合いだったので、疲れを取るのに時間が必要だったというのもありましたし、生まれ故郷の社台ファームに戻して心身共にリラックスさせてオーバーホールをして成長を促したい、というのもありましたので北海道で夏場を過ごしました。今年は北海道も暑くて昼間は大変だったんですけど、朝晩はやはり美浦とは違う環境で過ごせて、体重も490キロを越える体になりました。こちらが思う以上に一回りも二回りも成長してくれたと思います。その後疲れが取れてから、千歳の深い砂の坂路コースで鍛錬をしてもらいまして、9月の上旬に山元トレセンを経由して美浦トレセンに戻ってきました。

-:その期間の調整も非常に上手くいったという感触を受けました。

古:そうですね。暑かったものですから美浦に戻って来る時期が9月の上旬になってしまって、ローテーションも直行という形になりましたけど、その限られた時間の中では順調に調整してこられたと思います。

-:初輸送に関してはどのようにお考えでしょうか?

古:この馬は中山と東京でしか走ったことがなかったので、初めての輸送になりますけど、夏も北海道に行って帰ってきて、という輸送でも問題は無かったですし、まず何より、この子は北海道でも体重が490キロを越えたように、牝馬にしてはカイバを良く食べてくれるので、精神的にも強い馬だと思っています。初めての輸送になりますけど、そういう精神的な強さから、輸送もこなしてくれるんじゃないかと思っています。

-:再びアパパネとの対戦になります。お気持ちはいかがでしょう?

古:オークスで素晴らしい叩き合いのレースをした相手ですからね。他の馬たちも良い形でステップレースを使って調整して来ていると思いますし、こちらは直行という形になってしまうんですけど、この馬の力を信じて、頑張ってもらいたいというだけです。

-:では最後にレースへ向けて意気込みをお願いします。

古:オークスから秋華賞へ直行ということもありますし、輸送ということもありますし、いろいろなハードルはあると思いますけど、そのハンデを乗り越えてくれる馬だと信じていますし、この夏を越えて一回りも二回りも成長したサンテミリオンを皆様の前にお見せしたいです。春を越えるようなレースをして欲しいと思いますし、それに応えてくれる馬だと思っています。

-:ありがとうございました。



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