【東京HJ】中村騎手&イコールパートナーが重賞初制覇!

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10年10月16日(土)、4回東京3日目9Rで第12回 東京ハイジャンプ(GⅡ)(障3300m)が行なわれ、中村 将之騎手騎乗の12番人気・イコールパートナーが優勝。勝ちタイムは3:39.1(良)。

2着にはクビ差で3番人気・トーワベガ(牡6、栗東・橋田厩舎)、3着には7番人気・ビコーフェザー(セン6、栗東・安田隆厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたギルティストライクは9着に敗れた。

レースは、好枠を利して、ハナを切ったテイエムトッパズレに、不利な大外枠からコウエイトライも先手を主張。レースは馬群もやや縦長の展開でレースが進んだが、3コーナー過ぎから馬群が凝縮。 外に膨れるように、直線、外に進路をとった逃げ馬達を尻目に、内に進路をとったトーワベガと、中団から最内を突いたイコールパートナーが脚を伸ばすと、後方からマクリを決めたビコーフェザーもその争いに加わるように最後は追い比べ。 ゴール前で、僅かイコールパートナーがクビ差先着を果たし、マッチレースを制した。

勝ったイコールパートナーは、07年11月の2歳新馬戦でデビュー。平地時代は、15戦1勝の実績で、昨年10月に障害入りすると、障害デビュー戦の未勝利戦を快勝。 今年に入っても、8月の障害オープンを制していたが、重賞は2度目の挑戦で初勝利となった。

同馬は、半弟に昨年の京都新聞杯(JpnⅡ)を制したベストメンバーがいる血統。 馬主は株式会社 ノースヒルズ、生産者はノースヒルズマネジメント。馬名の意味由来は「対等の仲間」。

騎乗していた中村将之騎手は、これがデビューから6年目で重賞初勝利。管理する松元茂樹調教師は、JRA重賞通算27勝目。うち障害重賞は7勝で、06年の京都ジャンプS以来、4年振りの障害重賞制覇となった。カリズマティック産駒はJRA重賞通算4勝目で、障害重賞は2勝目。

【中村将之騎手のコメント】
「周りから「外枠は厳しい」と言われていたので、気にはなりましたけど、それをバネに頑張ろうと思いました。馬の後ろに入れても問題ありませんでしたし、飛越も問題ありませんでした。
最後は外に出すことも考えましたけど、内を突いたのが良かったですね。前回騎乗したときは落馬してしまったので、関係者の為にも頑張ろうと思いました。騎手を引退するときに重賞レース勝ちに名前を残したいと思っていたので、今日勝てて良かったです。馬にはありがとうと言いたいです。」

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イコールパートナー
(牝5、栗東・松元茂厩舎)
父:カリズマティック
母:グレートキャティ
母父:サクラユタカオー
半弟:ベストメンバー
通算成績:22戦4勝(うち障害7戦3勝)


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