トレセンレポート【菊花賞】アロマカフェ共同会見

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-:菊花賞に出走するアロマカフェ(牡3、美浦・小島太厩舎)について、小島太調教師に伺います。まずは今日(10/20・水)の感触をお聞かせください。

小:予定通りというか、最終調整としては良い雰囲気で、満足の行くものでした。

-:先週もしっかりと追い切りを消化していらっしゃいました。

小:先週はゴール板を過ぎてからも仕掛けて追うようにして9分9厘のところの追い切りをしましたけれども、今週は少し余裕を持たせようという気持ちで、それほどゴーサインをかけなくても行けるんじゃないかと思っていました。ジョッキーには「馬なりで」と指示をしましたけれども、最高の動きを見せてくれましたね。

-:調教で、長丁場を意識された面はありましたでしょうか?

小:いえ、調教の距離とレースの距離は全く違いますので、特に意識していません。その馬自身のベストコンディションに持っていくことだけを考えてやっております。

-:春からの成長はどうお感じになっていらっしゃいましたか?

小:ラジオNIKKEI賞を勝ったときでも、まだ成長途上の7割ぐらいまでしか行ってなかった感じでしたけど、セントライト記念の頃からグーッと体が良くなってきましたし、精神的にも少し大人になってきましたので、今回の菊を凄く楽しみにしております。

-:そのセントライト記念のレース振りはどうご覧になられましたか?

小:着順は3着でしたけど、内容から全然悲観はしていませんでしたし、切れのある馬に負けましたけども、私としてはアロマカフェの脚質、あのときの状態からいって十分な戦いをしたと思います。

-:父マンハッタンカフェの成長振りと重なるところがありますが、先生からご覧になっていかがですか?

小:重なると言いますか、お父さんも当初は弱ったものですからね。精神的なものだったと思いますけど、それこそ体重も変化ばかりしていたので。アロマの方が手脚にちょっと弱いところがありまして、骨が固まるのに時間を要しましたので、そういうことを抜けばちょっと似たようなところもありますけど、秋にかけて成長しているのは間違いないです。距離は1600でもこなしますけど、どちらかと言うと、長距離になると、気性面で引っ掛かるとか、他の馬が苦労するところがありますよね。ところが、アロマの場合はそういう心配が無い、というのがお父さんとよく似ているなと思います。

-:ジョッキーに向けて、これは指示しておきたいということはありますか?

小:全然ありません。ただ、前々走、前走で乗っていただいたときとは違うデキだから、思い切り乗ってくれ、というだけですね。あとはもうゲートが開くまで、ですね。

-:ありがとうございました。

小島 太
(こじま ふとし)
1947年4月11日生まれ
[免許交付年] 1996年
[厩舎開業年] 1997年
[所属] 美浦
[今年度成績] 245戦24勝(うち障害3戦0勝)
[生涯成績] 3727戦357勝(うち障害34戦3勝)




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